二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2016.07.08

あなたに信じてもらいたい

1年半もほったらかしのブログとか、
立ち上げてはみたものの滅多に書き込みしないツイッターとか、
スタッフが最低限の情報をあげてくれてはいますが、
数々のご無礼、ほんとうにごめんなさい。
ツイッターは、あのあまりにもひどい安保法案への反対デモの呼びかけ人に任命されたことをきっかけに立ち上げたんだけど、ぜんぜん呼びかけとして機能しないまま一年経ってしまいました。
それはどこかで、わたしのブログやツイッターを見ようとしてくださってる方ならば、おそらく同じような、あるいは近しい思いを共有してくださっているだろうと、勝手に同志のようなつもりで、後回しにさせてもらっていたようなところもあって、
この一年、わたしが一生懸命呼びかけていたのは、
ツイッターとかブログとかには縁の薄そうな、
昔ながらの地元密着型の候補者をあまり疑わずに応援しておられそうな、
そんな、どちらかというとご年配の方々にむけて、
新聞のエッセイ連載や、コンサートや、仏教講演会等々で、
投げかけてきたつもりです。
でも、「つ・も・り」かもです。遠回しだったから伝わっていないかもです。
だけど、信じたい。
私の住んでいる広島県では、野党共闘の候補は立っておられないので
投票のしがいが感じにくいのだけど、
この選挙で、全国のみなさんを、信じたい。

昨年、「いのちのうた」というテレビの歌番組で、原爆ドームを背負って歌わせていただいた「一本の鉛筆」。
昭和49年、わたしの生まれた年に開催された第一回広島平和音楽祭で、美空ひばりさんが歌われた曲です。
この曲のことはそれより前にも知ってはいましたが、メッセージ性の強い歌なので、自分が歌おうという気持ちにはなれずにいました。
ですが、NHK広島放送局のディレクターさんが、
「二階堂さん、今年はこの歌を歌ってみませんか」と振ってくださった。
昨年、一昨年来の、SEALDsをはじめ、多くの人たちが新たに立ち上がっている背景がなかったら、この歌を歌う勇気も、持てていなかったかもしれない。
それからこの一年、
この歌を、100回は歌ったように思う。
アベさんや、アベさんの周りの人にも届いてほしいと念じて。

この選挙で、少しは聞く耳をもってもらいたい。
あなたらの今やろうとしていることどれも、私たちは支持しないということを。
信じるべきは、武器のない世界であることを。

「一本の鉛筆」

あなたに 聞いてもらいたい
あなたに 読んでもらいたい
あなたに 歌ってもらいたい
あなたに 信じてもらいたい
一本の鉛筆があれば
私はあなたへの愛を書く
一本の鉛筆があれば
戦争はいやだと 私は書く

あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい
一枚のザラ紙があれば
私は子供がほしいと書く
一枚のザラ紙があれば
あなたをかえしてと 私は書く

一本の鉛筆があれば
8月6日の朝と書く
一本の鉛筆があれば
人間のいのちと 私は書く

作詞:松山善三 作曲:佐藤勝

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