二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2013.12.31

除夜 今年もお世話になりました!

大変ご無沙汰してしまいました。
あちらこちらのインタビューでしゃべり尽くしたし、
あまりご無沙汰している気はしていないんですが、
ようやく日常が戻ってきました。

6月から先、なにがなんやらわからないほどに怒濤の日々で、
アルバムの制作に映画のキャンペーン、
合間合間でのイベントやらワークショップやら、
あるいはコーラス指導やら法話やら法座やら仏前結婚式の司婚やら、
人知れず毎月連載していた本願寺広島別院の冊子のコラムやら、
なにをする合間にも、常に横たわる授乳という大仕事・・・
各所で子守をしてくださった皆さんのおかげで
なんとか乗り切ることができました。

完全に絞りカスとなってましたが、
ここ3,4日の日常らしい生活のおかげで、だいぶんリフレッシュしました。
まだあれこれ宿題はため込んではいますが、
年末をこうして自宅で家族揃って迎えられることに、
大きな安堵と充足感を感じています。

8ヶ月になった娘は、数えてみたら飛行機18回、新幹線16回、
北から南に連れ回されましたが、
2週間前、楽屋の床でハイハイをしはじめました。
移動続きの半年が落ち着いて、地面におろしてやれるタイミング。
いろんなことが、巡り合わせなのを感じます。
一緒に暮らすおばあちゃんは、わたしがテレビに出ても、
もうよくわからなくなってしまいました。
時は流れ、常ではありませんね。

それでも、日常というのはある。
不確かだけれど、大きな温かみを持って。

本日は紅白をつけつつ、夕食やら除夜の支度をしながら、
ながら見のくせに文句をつけまくる家族団らん
という私の日常を過ごす予定です。

今年も、たくさんたくさんありがとう!

みなさんも、どうぞ良いお年をお迎えください!

合掌

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2013.05.21

降誕会

ご報告がすっかり遅くなりました。
あれよあれよで3週間余りの日を送ってしまいましたが
先月4月28日に、無事女の子を出産いたしました。

2月のブログを更新した後、みなさんからのたくさんのお祝いのメッセージがツイッターに上がっていると教えてもらい、見せてもらってびっくりして、じーんとぽろぽろ涙が流れてきました。
ほんとうに、どうもありがとう。
そんな方々にも早くお伝えしたいと思いながらのやっとの今日となりましたが、
おかげさまで、母子ともに、すこぶる元気です。

作曲させてもらった学園歌の初披露となる開校式にも、予定日を遅れたおかげで出席でき、体育館の壁に掛かった歌詞のパネルを見て涙、子どもたちが歌うのを聞かせてもらってまた涙、その翌日のことでした。
3800gと十分育った状態で産まれてきてくれたおかげか、よく飲みよく寝る子、
お産自体もかなり安産で、ワンマンライブ一本くらいの勢いで乗り切る事ができました。
にじみの旅でもいちいち号泣していたくらいだし、産まれた瞬間も感動して泣くんだろうと予想していましたが、全然そんな感じにはならず、
「え?!出たの?!終わり?!」
「終わりです!!」
そんな会話でした。
それとこれはツボがちがうようです。どうちがうのか、追々考えてみます。

今日は浄土真宗の宗祖、親鸞聖人のお誕生日で、降誕会(ごうたんえ)という日、
昨年発足した、うちのお寺のコーラス部の練習初日でもあり、久しぶりに指揮をしながら歌を歌いました。
もともと多世代家族、人のペースの中で暮らすことには慣れているので、今のところさほどの激変を感じることもなく日々を送っています。
先のことはよくわかりませんが、目の前の日一日を、とにかく精一杯生きていこうと思います。

ひとまず感謝とご報告まで。

小方学園歌パネル.jpgのサムネール画像

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2013.02.14

いくつもの花 数えて年を重ねてゆく

今日は中国新聞の記者さんが取材に来られた。
この春、私の住む大竹市に新しく開校する小中一環校の学園歌を作曲した件。
私の母校はここではないが、私が生まれる時、教員だった母が勤めていたのがその学校ということもあり、とりわけ深い縁を感じている。
その時に母が担任していた学級の子どもたちが、私の名前を考えてくれたらしい。
バレンタインデー生まれということで、「愛」とか「愛美」とかが多い中、「和美」と書いてくれた子がいて、父と相談した上、その名前になったそう。
39年前のこと。
そして私もこの年になって、初めて子どもを産もうとしています。
2012年初頭、2度目の結婚をしまして、お腹の子ももうすぐ9ヶ月。
途中あやうい時期もあって、ライブを急遽キャンセルしてしまったりなどもし、
その節はご予約くださっていた方々や関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
年末年始を挟んでの約2ヶ月、風呂トイレと食事時以外は横になっておくという安静生活をしておりましたが、このところずいぶんと体調も良くなり、起き上がって活動できるようになりましたので、みなさんにごあいさつとご報告をさせていただこうとパソコンに向かいました。

現在、とある映画の音楽制作に関わらせていただいており、
晩秋からそちらに全力で取り組んでいます。
それもいよいよ佳境に入ってきました。
とても、とても楽しみです。

昨年は「おかあさんといっしょ」の曲や、小泉今日子さんの曲、そして学園歌と、
自分が歌わない曲を作らせていただく仕事をやらせていただき、
また、お寺で新たに立ち上がったコーラスグループの指揮と指導をやったりと、
あれ?なんかもう歌手としては要らないかんじ?とか一瞬よぎりつつ、
自作曲のアルバムを世に出すということは、
そういう縁もいただけるということなのだなと思いました。
自分の等身大のアルバムが作れて、それを出せて、たくさんの方に聴いていただけて、あらためてありがたいことだったと、しみじみ感じる2012年でした。

今、作詞作曲している映画の曲は、自分で歌わせていただけるもので
久しぶりの新曲になります。
みなさんに聴いていただけるのはまだもうすこし先になりますが、
当WEBの「live schedule」の欄は完全な空白だし、
フェイスブックは相変わらず手つかずだし、
なにやっとんじゃ?と
心配くださる方がいるかと思いきや、一人としてそんなことを言ってきてくださる方はおらず、わたしのファンの方というのはのんびりしておるな、と安心しきってこちらものんきにかまえておりましたわけで、
このスピード時代に、時代錯誤かもしれませんが、
今後とも、長い目でおつきあいいただければ、ありがたく存じます。

というわけで、
遅ればせながら新年のごあいさつがてら、自分の年が積まれる日に、
私のことを気にかけてくださるみなさんへ、心よりの感謝を込めて。

合掌。

2013年2月14日
二階堂和美

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