二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2009.09.09

この夏をふりかえる

成田空港のYahoo cafeというところに居ます。
あと1時間後くらいに飛行機が出る。
ここは無料でインターネットが出来る。
迷ったが、もうパソコンはおいてきた。
6月くらいから、ずっと宿題に追われてきた感じでしたが
ようやくちょっと休息な感じです。
海外ツアーはいつも、そういう感じがする。慰安旅行。

追われていた宿題の大ヤマはふたつ。
往復譜面のプロジェクトと、この、にかさやツアーに向けた新作のレコーディング。
くるりのトリビュートアルバムもあった。昨日情報が解禁されてました。
あれは仕上がりがたのしみだなあ!
弾き語りに、まるさんこと、まるむし(from赤犬、みにまむす)さんにバイオリンを弾いてもらった。
今回のこの「宿はなし」のレコーディングでの新しい試みは、
ここ3年くらい、いつもライブでPAをやってもらっているエンジニアさんに録ってもらったこと。
ライブの感じで録ってもらった。@大阪なんばのスタジオLublab。neco眠るの曲もここ。
necoのライブ楽しかったな~ 初めてダイブ・・・みたいなことさせてもらった。
DODDODOと似てる、というのを森くんに言われて、よくみたら、ほんとに似てた。
DODDODOによると彼女のお母さんの若い頃と私がめっちゃにてるらしい。

往復譜面の、途中経過をいろいろ書いたりしたいなあとか思っていたけれど
その前に、譜面かけや、と自分を戒めていたら、譜面書いて送るのに精一杯だった
そもそも譜面なんか、かけもしないし、よめもしない。
最初から無理な相談だったのに何故かやることになっていて
やるからには一生懸命やろうとなってて
しかし、やっぱり、こっちからサラの状態から書く譜面は、こっち主導で「がんばって解読してねー」くらいな感じでできるからまだいいが、
送られてくるほうの、封筒を開けるのがまずおっくう。あけて譜面を眺めたところで、まったくメロディのひとつもながれてこない。
タイ語とかヒンドゥー語とかがかかれているようなものだ。
泣く泣く取り組んだ。5月ごろに始まって、8月末まで4ヶ月。
といっても実際稼動し始めたのは7月くらいから。
最後の一週間で、集中合宿して、なんとか音が鳴り始めた。
結果的には、中学生の学園祭の後、みたいな達成感があった。
かあやと、今回はじめて会ったサエコと、
なんだか仲良くなり方が、中学生の友達みたいな感じで、すごい新鮮だった。
このプロジェクトのお土産は、多少、楽譜の便利さがわかったこと。
今回、祐子さんがライブに参加できなかったし、
本来、みんなで回した楽譜を本にするとかいう話もあったので
そこを完として、もうすこし、このプロジェクトは終わらない。

にかさやアルバム制作と、楽譜プロジェクトと、
おかげで、作曲癖がついた。
なんかいつになく、作曲した。
作曲は楽しい。作曲は好きだ。
作詞も、以前ほど憂鬱に思わなくなってきた。
今度帰ってきたら、今度こそ、自分の作品作りはじめよう。
そのために今年だったはず。
とかいって、飛行機乗るときは、いつも、これが最期になるかもしれない
とか思いながら乗る。
さて、そろそろ行きます。

また会いましょう!