二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2013.02.14

いくつもの花 数えて年を重ねてゆく

今日は中国新聞の記者さんが取材に来られた。
この春、私の住む大竹市に新しく開校する小中一環校の学園歌を作曲した件。
私の母校はここではないが、私が生まれる時、教員だった母が勤めていたのがその学校ということもあり、とりわけ深い縁を感じている。
その時に母が担任していた学級の子どもたちが、私の名前を考えてくれたらしい。
バレンタインデー生まれということで、「愛」とか「愛美」とかが多い中、「和美」と書いてくれた子がいて、父と相談した上、その名前になったそう。
39年前のこと。
そして私もこの年になって、初めて子どもを産もうとしています。
2012年初頭、2度目の結婚をしまして、お腹の子ももうすぐ9ヶ月。
途中あやうい時期もあって、ライブを急遽キャンセルしてしまったりなどもし、
その節はご予約くださっていた方々や関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
年末年始を挟んでの約2ヶ月、風呂トイレと食事時以外は横になっておくという安静生活をしておりましたが、このところずいぶんと体調も良くなり、起き上がって活動できるようになりましたので、みなさんにごあいさつとご報告をさせていただこうとパソコンに向かいました。

現在、とある映画の音楽制作に関わらせていただいており、
晩秋からそちらに全力で取り組んでいます。
それもいよいよ佳境に入ってきました。
とても、とても楽しみです。

昨年は「おかあさんといっしょ」の曲や、小泉今日子さんの曲、そして学園歌と、
自分が歌わない曲を作らせていただく仕事をやらせていただき、
また、お寺で新たに立ち上がったコーラスグループの指揮と指導をやったりと、
あれ?なんかもう歌手としては要らないかんじ?とか一瞬よぎりつつ、
自作曲のアルバムを世に出すということは、
そういう縁もいただけるということなのだなと思いました。
自分の等身大のアルバムが作れて、それを出せて、たくさんの方に聴いていただけて、あらためてありがたいことだったと、しみじみ感じる2012年でした。

今、作詞作曲している映画の曲は、自分で歌わせていただけるもので
久しぶりの新曲になります。
みなさんに聴いていただけるのはまだもうすこし先になりますが、
当WEBの「live schedule」の欄は完全な空白だし、
フェイスブックは相変わらず手つかずだし、
なにやっとんじゃ?と
心配くださる方がいるかと思いきや、一人としてそんなことを言ってきてくださる方はおらず、わたしのファンの方というのはのんびりしておるな、と安心しきってこちらものんきにかまえておりましたわけで、
このスピード時代に、時代錯誤かもしれませんが、
今後とも、長い目でおつきあいいただければ、ありがたく存じます。

というわけで、
遅ればせながら新年のごあいさつがてら、自分の年が積まれる日に、
私のことを気にかけてくださるみなさんへ、心よりの感謝を込めて。

合掌。

2013年2月14日
二階堂和美