二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2012.11.10

今年最後のワンマン

立冬も過ぎ、かなり冬っぽくなってきました。
前回の記事は「お盆」・・・。ご無沙汰失礼しておりました。

今年も案外なんだかんだと、あちらこちらでライブもやらせて頂きました。
にじみのバンドとともに動いた昨年のツアーから一段落、
初心に返ってソロも何度かやらせてもらったり、
ソウルフラワーモノノケサミットのお兄さんお姉さん方とツアーをご一緒させてもらったり、
にじみバンドのメンバーとも、まるさんとの、誠一さんとの、ガンジーさんとの、みどりちゃんとのそれぞれのデュオ、あるいはトリオなど様々な編成でやらせてもらったりもしましたが、
久しぶりにフルメンバーが集結した、先月のカクバリズム10周年。
いやあ、楽しかった。
ライブってこんなに楽しかったかな。と
今までになくそう思いました。

にじみのツアーの頃には、気が張っていたのもあるし、喉を潰してしまって
毎夜「今夜が歌えるの最後かもしれない」と
今思えば何かが取り憑いていたのかと思うくらい感極まっていましたが、
一年が経ち、
先月のバンドでの演奏は、25〜30分と、短い演奏時間ではありましたが
本当に楽しく演奏できた。
バンドも円熟してきたんだなーと思う。
半年間リハも一回もしていないにも関わらず、
ブランクなどものともせず戻ってきてくれる頼もしいメンバー。
またこのフルメンバーで集まれるのはいつだか、予定はないが
またやれたらいいなと思った。

カクバリズムのレーベルメイトたちとは、そう頻繁に会うものでもなく
全員が一同に介すのはほんとうに5年前の5周年以来で
おそらく次は15周年のときだろう。
名古屋などだと皆がホテルなので、打ち上げもほぼ全員参加で
めずらしく飲んでしゃべって、それもとても楽しかった。
にじみバンドとの演奏をみてくれた何人もが
「ようやく見つけたんだねー」と言ってくれたりして

周年イベントって、いろいろな所に呼んでもらっていく事も多いですが
みな、それぞれにそれぞれの毎日毎時を送って
節目ってやっぱり、いいですね
わたしはアニバーサリー的なのがどちらかというと苦手で
というよりは、サプライズ的なのが苦手なのだけど
サプライズなしのアニバーサリーは、ただの節目なわけで
やっぱりいいものだな、と思った。
ただそれは、おめでとうを言ったり、贈り物をしたり、という事ではなくて
それを機にただ集まったり、元気?って音沙汰してみたりってだけなのが
一番いい気がする。
カクバリズムの10周年は、そういうイベントでした。
それにしても、長時間、立ちっぱなしで、サウンドチェックまで見せられて、
お越しくださった皆さんにはつらい思いもさせてしまったことと思います
あらためてお詫びと、それでも集まってくださったことに、御礼申し上げます。
ありがとう!

さて、そうこうしていると、今年最後のワンマンがあと2日後に迫っていました。
これも青山CAYの周年イベントらしく、にじみバンドのメンバーとしてもお世話になっている、CINEMA dub MONKSとのツーデイズをやらせて頂くことになりました。
1日目の12日(月)は私のワンマンをCdMがサポート、
2日目の13日(火)はCdMのワンマンに、私がゲスト参加、というもの。

今年の3月東京と7月の盛岡で、このトリオ編成で私のライブをやらせてもらっている他、6月には尾道で、彼らCINEMA dub MONKSのワンマン2デイズに、わたしが即興でゲスト参加するというのもやらせてもらっています。それもほんと、すごく楽しかった。自分の企画でないライブ、自分が主役でないライブって、どうしてこうも楽しめるのでしょう・・・ほんと、ただただ楽しい。
もともとCdMの2人とは、2010年の「堂脈」でツーマンした際、最後におまけで即興セッションした時のあまりの感触のよさから、「アルバム作る時はこの人たちに頼もう」と心に決めたのでもあり、そのくらい、彼らとのセッションというのは、感触がいい。

即興だから、毎回いいかどうか保証はないけれど、
にじみのサポートメンバーとしては、私の歌に対して抑制の利いた演奏をしてくれている彼らだけに、本領発揮のCINEMA dub MONKSは冷やかしたくなるくらいかっこいいし、そこに飛び込む時には、彼らとどんどん道を外れていくのが楽しい。

にじみバンドとやる演奏と、タラジェーンとやるのが違うように、
相手が変わればまったく印象が変わるという事は容易にある事だけれど
おなじ3人で、使う楽器もそれほど違わないのに、
全然違う印象の演奏ができる、まれな人たち。

是非、2日間とも来てみてもらえたら、
違う楽しみが、どっちにもあると思います。

このライブのあと、
二階堂和美はしばらく東京はじめ遠征ライブはお休みさせていただきます。
待ちの体制でぶしつけではありますが、
お越し頂けたら、嬉しいです。

ど平日ですが・・・
よかったら会場で、会いましょう〜!