二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2014.02.07

映画「SAVE THE CLUB NOON」に寄せて

現在公開中の映画「SAVE THE CLUB NOON」が2月8日から広島の横川シネマでも公開になるということで、コメントを書かせて頂きました。
もともと、映画になっているイベントにも出演のお誘いを頂いていましたが予定が合わず、また映画へのコメント依頼も昨年11月に企画の佐伯慎亮くん(すばらしい写真を撮る人です!)から受けていたんですが、すっかりいまさらになってしまいました。すみません。
映画のオフィシャルサイトはこちら
http://savetheclubnoon.com/
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おかしい!としか言いようがなくて、
もっと気の利いた事を言ってみたいのだけれど
やっぱり、おかしい。
noonは2回しか出た事はないし
クラブイベントっていうのも、どちらかというと居心地が悪いというのが正直なところで
noonを救わなければならない義理人情はないけれど
踊らせたらいけないっていうのは
まったくもっておかしい。
中学生の頃、姉のカセットテープを盗み聞きして
その中でダントツに気に入ったのが
ブルーハーツの「ダンス・ナンバー」という曲で
「誰かが決めた ステップなんて 関係ないんだ デタラメでいいよ」
というフレーズにしびれて
自分の、踊りとも言えない変な踊りも密かに肯定できて
それが今へと続くひとつの大きな励ましでもあり
半径50センチくらいの円の中で踏むでたらめのステップが
自分を楽しませ続けてきたことを思うと
広いスペースがなければ踊ってはいけない法律は
全然解せない。
ほとんど失言の一種として国民に陳謝してもいいくらいの法律なのに
どうして現存して現行しているのか
即刻改正されるべき法律のひとつだと思います。
思うけれど、自分が何をしたらそうなるのかわからなくて
具体的な行動に移せぬまま日を送り
万事繰り合わせて映画を作った慎亮くんや宮本くんらはすごいや、と
せめてコメントくらい寄せさせてもらおうと思いながら
それさえ何ヶ月も送れず、
こういう私のような人任せの人が多いから
おかしいことがまかり通ってしまうのだと今一度反省して
もうこの映画も公開が半ば終わった頃になってしまったけれど
とにかく、風営法はおかしいと思っています。
くねくね、ゆらゆら、したいんです。
そこにスペースなんか、関係ないんです。
どうしてそれがわからないのかしら。