二階堂和美 nikaido kazumi

news

2008.04.01

ついに発売日が決定致しました!にかスープ&さやソースを追ったドキュメンタリー映画、「HARMONIES」の発売日は、5/7です!

HARMONIES

http://www.ontonson.com/

 元宮正吾さん(もとみん)はさやさんと植野さんの大学の後輩。もとはといえば、
2006年3月に花やしきでの、にかさやワンマンライブを撮ってもらったのが事の始まり、巡り巡ってこんなすごいドキュメンタリー作品を生んでしまうなんて。
ライブDVDで終わらせなくてよかったなー。

 インタビューされたときはダンスのユニット”ほうほう堂”と制作合宿中で、外とのやりとりがあってたまたま疲労倦怠ムードが漂っていた2,3日なだけに、なんとなくつっけんどんな応答で、ふたりとも後日「もういっかいやりなおそうよ」と何回か申し出たんだけど却下。
でももしかしたら、かえってよかったのかもしれないと今頃になって思えてきた。
1対1じゃなくて、第3者とのやりとりの中で自分の相方のことを見ていたタイミング。
さやさんのインタビューはその頃以外のもある。家で曲作りしてるとことか、ライブとか、1年以上かけて追ってくれた。
にかさやの数少ないライブということでもとみんは2007年の夏にデンマークにもついてきた!
すごい。最初は自分たちの作品でもあると思っていて、あれこれこだわりもあったけれど、時間が経って、これはもとみんの作品だと素直に思えるようになった。

 わたしが気に入っているのは、いっぱいあるけれど、大泉の家でセッションみたいな
遊びみたいなのしてるところが記録してもらえているのは、とてもありがたいことだなと思う。『イピヤー』の録音をしていたのは、それより2年くらい前だけど、ああいうことをしていてできたアルバム、というか、にかさや自体がそう。ああいうことをしていて、別に音源作ろうとかコンビ組もう、とか最初から思っていたわけではなくて、ふたりでなんか音出してみよっか、となったらああなって、それは、さやさんとしかあのエスカレートしていく感覚は今のところなくて、わたしは、身体の笑いがとまらない、というような興奮の仕方をする。
さやさんとの交流は、不思議なんだけれども、何の因果か、音楽からよりも、スイカのシーンみたいなのが原点。
このひとと友達になれるとは思っていなかったのがなれたので、人生はおもしろい。
人生は・・・とかそろそろ言ってもいいような気がしてきたから使ってみた。

 でも『イピヤー』は、さやさんのミックス作業なくしてはただの保存ファイルだった。
わたしはいつもやり逃げで、編集っていうのはとても苦手な領域なので、とても尊敬するし、有り難い。メニュー画面にあてられた音声とか、記憶に残っていなかったけれど、記録には残っていて、そういう何気なく過ぎていく日常の音っていうのは、それこそが一番ほんものともいえるし、意識をむけているときも嘘はない、この映画の中では。ともかく幸せなことだ。もとみんは意外とカメラを回さない、と思った。それでもそういうところをしっかり拾っているんだからすごい。
いや、『HARMONIES』は、もとみんが、にかさやを動かしたとも言えるかもしれない。
アキラさんのパッケージデザイン、オントンソンのミカちゃんも。委ねられる感じがいい。
あと、にかさや以上ににかさやのことわかってる人が植野さん。

現時点では、私は完成品を、実は通しては1回もみていない。映画館で見たい。
(にか)

*bounceニュース ではこんな感じで紹介されました。

二階堂和美とテニスコーツのさやによるユニット、にかスープ&さやソースを追った
ドキュメンタリー映像作品「Harmonies」が5月7日にリリースされる。
 本作は、05年12月発売の初期衝動を封じ込めたかような名盤アルバム『イピヤー』は
いかにして生まれたのか。その音楽発生のドキュメントを、テニスコーツのさやと
植野隆司の大学の後輩である新進気鋭の映像作家・元宮正吾が、彼女たちの私生活から
録音風景、ライヴに至るまでを丁寧に追ったもの。
ステージ以外の場所で告白される彼女たちの言葉や表情より浮かび上がってくる
創作への姿勢と想いが伝わってくる力作となっている。中でも特に、二階堂和美が見た
〈音楽家・さやの姿〉、さやが見た〈音楽家・二階堂和美の姿〉をそれぞれが語り合う
貴重なインタビューは必見です!!

http://www.bounce.com/news/daily.php/13499