二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2010.12.26

おばあちゃんとM1

両親と一緒に(父はうたた寝してたが)「坂の上の雲」を熱中して見ていて
8時半になったので、ばあちゃんの薬を出すためにばあちゃんの部屋に行ったら
M1の最終決戦が始まるところで
1組目の人も
3組目の人も 初めて見た
笑い飯だけ知ってた
何回かM1で見ていた
何年か前に「ないなあないなあ」って靴箱をあさるネタで、めっちゃおもろい!って泣いて笑ったのに優勝しなかったのを憶えているが
その後みるといつも最終決戦のネタがいまいちおもしろくなくて
今日も私がみたネタはべつに面白くなかったけど
おばあちゃんと一緒にみて、私が時々笑って
「私はスリムなんとかがおもしろかったけどねえ」と言ったら
「何番目にでたぶん?」「一番目よ」とかなんとか言って
「ああ どきどきするねえ」と
CMが挟まれば、「そりゃ宣伝が大事」とか
最後、彼らが優勝して賞金のパネルを手にしているのを見て
「一千万円ゆうたら、一万円札が何枚?」
「うーんと、百枚、は百万円か、あ、千枚よ千枚、そりゃそうか。」
「ひゃー、そりゃあ、ひとりじめせんと、だいしょう(それなりに)ほかのひとらあにもおごらんにゃあいけんねえ」
とえらくその使い道の心配をしていた
笑い飯が9年連続決勝に出てるのに優勝できてないことや、審査員の松本さんが「とらせてあげたい」と言ってたよ、などと説明してあげたら、涙をうかべて、よかったねよかったね、情味があるね、ええとこがあるねと二人で笑い飯の優勝を喜んだ。
「坂の上の雲」を打ち切って、こっちにきてここでばあちゃんとM1の最後に立ち会えてよかったなと思った。
なんとなく、これを記しておきたくなった。無理にここに書かなくてもいいのだが。

ばあちゃんは、漫才が結構好きらしい
今のお笑い番組はついていけないみたいだけど
一年くらい前、「すべらない話」を一緒に見ていて
これはおもしろいね と言ってた
へえ、わかるのか!とびっくりしたが
なるほど、確かにふつうに自分に話をしてもらっている感じで聞けるもんな、あの番組は、だから、年寄りでもおもしろく入れるのだ
やはりおもしろい話が聞きたいのだ
私もコントではあまり笑えない
話がおもしろいのが好きだ

もっとテレビで、年寄りが楽しめる番組をやってほしい
BS含め、あんなに局がたくさんあるのに
年寄り向きの番組やってるところがない
一日中部屋でテレビをつけているのは
家から出かけられない80歳90歳なのだから
そういう局があったら親切だけどなあ
教育テレビで子ども向きのをやる親切心があるなら
年寄り向きのをもっとやってもいいじゃないか
欽ちゃんものの再放送とか、昔むかしの歌番組とか漫才とか
オール阪神巨人とかやすきよとか、見たいと言ってる
もし番組ディレクターさんとかいたら、よろしくお願いします。
DVDを買え?でもいつでも再生できるというのは、非常につまらないものです
いついつの何時にある、というのがいいのだ
94歳のうちのばあちゃんが楽しみにしている番組は
火曜日8時のNHK歌謡ショーと
金曜日9時BSの綾小路きみまろさん司会の番組
日曜日ののど自慢
あと、安住アナが出てたり、ナインティナインも贔屓
加山雄三さん、氷川きよしくんが出てたらめちゃ喜ぶ
かなり王道
でもひばりさんはあまりすきじゃないらしい