二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2009.11.16

男に二言は・・・

つべこべうだうだ、こないだ書いてしまいましたが
あれからも、ない頭を抱えたりひねってみたり調べてみたりしました。
NHKの地方放送番組で、祝島の現地の人の様子も見ました。
どうやら私が気にしていたような、電気が足りないからどうしようとかいう問題ではなさそうで
毒と引き替えに町に入る税収入がポイントなのですね
また、さっきこれを読んで、
原発技師さんの話
どう考えても、新たな原子力発電所は作られるべきではないと確信しました。
なにができるかとかはまたおいといて、
それだけでも今日、心に決めた。

この方は原発で被爆してもう亡くなっておられますが
この方が信用できる方かどうかまで調べるには至っていません
だけど、そもそも信用するとかしないとかは主観ですから
私は仮にだまされてもいいから信じてみたいと思いました。

なんで国が原発を作りたがっているかも少し納得がいった
ウランとかプラトニウムとかを持ってしまったのですね
利用してしまわなければならぬ、ってことになっちゃったのですね
期限切れのインスタントラーメンくらいならいいけれど
まずいだけならもったいないから少々は我慢して食べるにしても
あたって死ぬとわかっていたら食べない
それを死ぬとわかっているのに食べろといわれているような感じがする
原発動かすよ、っていうのは。
しかも、食べずに家においといても、ゴミに捨てても、
一回期限切れラーメンを手にしたからには、もう終わりよ
といわれているような
ああ、なんて悲しいことでしょう。
広島原爆資料館の展示がむなしい

私たちは誰しもいずれ死にますが
こんな死の選び方はないよなと思う
税収入があってもなんにもならない

テレビで語っていた、反対派の奥さんの言葉が痛切だった。
27年間反対運動してて「楽しみっちゅうもんがなくなった」って。
それだ、と思った。
なにかを主張すれば、そう思ってない人とぎくしゃくする。
だから楽しくなくなる。
楽しくないのです。だからこういう話をしたくないって思っていたんだ、とわかった。
楽しい方がいい。
必ず死ぬからこそ
生きている間を楽しく送りたい。
楽しいかどうか、これも主観。
だから変えられる。
気持ちの持ちようで。
だから宗教の存在価値もある。
と、思う。

反対派の人も、推進派の人も、住民はよかれと思って動いていたのに。
ぎくしゃくした楽しくない年月を送ることになってしまった
その奥さんが自分の人生を「哀れ」といってた。
わーん。そこまで客観視しているんですね ほんと とりかえしがつかないです。
せめて、慰問に行きたいと思いました。
わたしにできることなんて、あまりに些細だけど

だけどほんとにしなきゃいけないのは慰問じゃない
すこしでも世論を動かすことなんですね
楽しくないことをするのは嫌ですが
楽しくないことを勧められるのも嫌だと思いますが
原発つくるっていうのは、発想が狂ってるようから
やっぱり狂ってる人と毎日接している人のしんどさって
たいへん。
たぶん、とってもたいへん。
介護に関わっていると
ヘルパーさんの存在にどれだけ心救われるか実感する。
だからわたしもそんな仕事がしたいと思う。
あの奥さんにも、せめて歌でもきいてもらったらどうだろうか
と、
きのう、ちあきなおみさんの特集番組を見ながら思いました。

署名なんてものが効果があるのか疑問ではありますが
他に方法が今わからないから
集めさせていただいてみようかと思うんですが
署名って住所とか連ねるから、
このご時世だと抵抗ある人もたくさんいらっしゃるでしょう
美術ギャラリーの記帳だって抵抗あるもんね
大丈夫な人だけ、してくれたらいいです
さっき、さやに相談したら、いいよって言ってくれた
間違ってるって思ったら、そん時やめればいいよって言ってくれた
男が一度口にしたことは、って私は女ですが
二言がないのはかっこいいですけど
間違っていたことは、突き進めるのはもっと間違ってる
一度に全ては、なかなかわからないものだもの。
そうこうして先延ばししてると、そのうちに手遅れになるのだもの。
それは、恋も同じですよ。
あした伝えようと思っていたら、その人いなくなっちゃうかもしれないのです。
親孝行もね。
なんでもね。

サザエさんのアニメの声優さんのイメージを保持しようとしていた観月ありささんに感心した夜でした。キャスト、よかったと思いましたね。竹下景子さんがふねさんってよかったですね。筒井くんはマスオさんにしては声に色気がありすぎますね。たいこさんも合ってたね。話のテンポが遅すぎと思ったけどね、なんて、勝手な話してますね。関わった方が読まれたら嫌な気分かもしれません。ごめんなさい。でも婆ちゃん父ちゃん家族そろってみましたよ。ベタな、片岡鶴太郎さん演ずる波平さんがずっこけるシーンとかで、わたしと甥と姪は笑います。カツオくんのクセのあるしゃべりに、私と姉はいちいちひっかかって笑います。アニメの世界を崩さぬようにしている誠意と、そこに執着しすぎず、その先にある物語を伝えるためのぎりぎりの現実感との節度に共感を覚えました。オリジナルのそもそものよさがどこにあるかを見失わないように心がける歌のカバーの精神に通ずるものがありました。サザエさん漫画の原作はほとんど読んだことがありませんが、歌で言えば、曲と詞の、まだ歌手が歌う前の状態とかでしょうか?そこまでマイナーじゃないか。失礼しました。あまりにもサザエさんのアニメが有名すぎるのですね。なんだかんだ、今日の実写ドラマ制作者に対する慰めでしょうかこれ?いや、賞賛です。
波平さんも、ふねさんに素直に謝ってた。男に二言があってもいいのです。