CD情報CD情報

伝える花
『伝える花』二階堂和美

『伝える花』二階堂和美

2015年7月15日発売 ¥926+税

RCC中国放送 被爆70年プロジェクト「未来へ」テーマソング

  1. 伝える花
  2. 伝える花(インストゥルメンタル)
  3. 伝える花(ピアノ・ソロ)
  4. 伝える花(ヴォーカル・レス)
  • 作詞 作曲 歌:二階堂和美
  • 編曲 ピアノ:黒瀬みどり
  • コントラバス:ガンジー(CINEMA dub MONKS)
  • ヴァイオリン:上野眞樹
  • ヴィオラ:藤井雅枝
  • チェロ:宮本隆一
  • 絵・文字:nakaban

二階堂からのメッセージ二階堂からのメッセージ

改めて原爆の資料を読み返す中で、 
亡くなった方の悲しみだけでなく、 
生き残られた方のつらさを思いました。 
70年を経て、いまなお世界には紛争が絶えない。 
抑止力という名の武装が正当化されてよいとは決して思わない。 
未来のために、過去から学ぶこと。 
それを思いながらこの曲を書きました。 
原爆資料館の展示の最後に飾られている一枚の写真、 
そこには、被爆からひと月後の焼け野原に咲いた、 
カンナの花が写し取られています。 
生命の生きる力こそ、未来への希望。 
1番の歌詞は、70年前のヒロシマに生きた方々を、 
2番の歌詞には、今を生きる私たちの平和へのメッセージを込めました。 

広島の音楽家とともに、広島で録音をしました。 
ジャケットやブックレットに、広島の絵をいくつも描き下ろしてくださった
nakabanさんもまた広島出身、広島在住。 
ヒロシマに育てられた私たちの平和への強い思いが、ここに詰まっています。 
今、生きている。このことの素晴らしさと、責任を受けとめ、 
私たちが、これからの未来を作ってゆく。 
そう自分自身にも言い聞かせるつもりで、 
この「伝える花」という曲を作りました。 

ピアノ伴奏や合唱など、いくつかの楽譜もご用意しました。 
歌を通して、平和というものが少しでも広く、深く、 
思われてゆきますように。

2015年7月14日 二階堂和美

改めて原爆の資料を読み返す中で、
亡くなった方の悲しみだけでなく、
生き残られた方のつらさを思いました。
70年を経て、いまなお世界には紛争が絶えない。
抑止力という名の武装が正当化されてよいとは決して思わない。
未来のために、過去から学ぶこと。
それを思いながらこの曲を書きました。
原爆資料館の展示の最後に飾られている一枚の写真、
そこには、被爆からひと月後の焼け野原に咲いた、
カンナの花が写し取られています。
生命の生きる力こそ、未来への希望。
1番の歌詞は、70年前のヒロシマに生きた方々を、
2番の歌詞には、今を生きる私たちの平和へのメッセージを込めました。

広島の音楽家とともに、広島で録音をしました。
ジャケットやブックレットに、広島の絵をいくつも描き下ろしてくださった
nakabanさんもまた広島出身、広島在住。
ヒロシマに育てられた私たちの平和への強い思いが、ここに詰まっています。
今、生きている。このことの素晴らしさと、責任を受けとめ、
私たちが、これからの未来を作ってゆく。
そう自分自身にも言い聞かせるつもりで、
この「伝える花」という曲を作りました。

ピアノ伴奏や合唱など、いくつかの楽譜もご用意しました。
歌を通して、平和というものが少しでも広く、深く、
思われてゆきますように。

2015年7月14日 二階堂和美

歌詞歌詞

「伝える花」
作詞・二階堂和美

何も失くなった
全て消えてしまった
あの日 青空は
どんな顔をしてた

70年は草も木も
生きられぬと言われた
この土にたったひと月で
ほら 花が咲いた

生きる力 流れる川
わたしたちは 生きてる
伝える花 寄り添う花
ほほえみを咲かせて

受けた悲しみは
決して返しはしない
見上げる青空は
今 こんなに晴れてる

いくつもの虹を数えて
わたしたちは今
この土に眠る幾億の
願い つないでゆく

生きる力 流れる川
わたしたちは 生きてる
伝える花 育てる花
ほほえみを咲かせて

生きる力 流れる川
わたしたちは 生きてる
伝える花 寄り添う花
ほほえみを咲かせて

「伝える花」

作詞・二階堂和美

何も失くなった
全て消えてしまった
あの日 青空は
どんな顔をしてた

70年は草も木も
生きられぬと言われた
この土にたったひと月で
ほら 花が咲いた

生きる力 流れる川
わたしたちは 生きてる
伝える花 寄り添う花
ほほえみを咲かせて

受けた悲しみは
決して返しはしない
見上げる青空は
今 こんなに晴れてる

いくつもの虹を数えて
わたしたちは今
この土に眠る幾億の
願い つないでゆく

生きる力 流れる川
わたしたちは 生きてる
伝える花 育てる花
ほほえみを咲かせて

生きる力 流れる川
わたしたちは 生きてる
伝える花 寄り添う花
ほほえみを咲かせて

コメントコメント

このジャケットの絵は広島の街のどこにでも見られる水辺の風景。
日に二度、川を遡り潮が満ちて来る。月の引力の作用で。
そんな時には瀬戸内の潮の香りがうっすら町に届いたりする。
広島の町はまるで呼吸しているかのよう。
過去から未来へと時をつらぬいて流れ続ける川。
悲しみを洗い流してくれる川、思い出させてくれる川。
「伝える花」を聴いて、まず思ったのが、この歌そのものが深い呼吸で息づいていること。
川の流れのように歌が歌い継がれ、ひろがっていけばいいなと思った。

nakaban(画家)

被爆地広島の放送局である弊社は、被爆70年に際し、
『未来へ』と題したプロジェクト展開を決めました。
被爆から70年の記憶を知り、そして
広島の想いを伝え続けて行くこと。
同時に、このプロジェクトを多くの方に届けるため
テーマ曲の存在が絶対必要であることを感じました。
広島の想いを知り、そして伝えるメッセージを持っている方、
二階堂和美さんに(社内で勝手に)即決しました。
決して製作期間がたっぷりあった訳ではないですが
デモを聞かせてもらい、70年の人の力、そして
平和な未来へのメッセージに聞きいったと同時に、
身が引き締まる曲の強さを感じました。
伝える花が、弊社のプロジェクトの背中を
確実に押してくれています。
被爆70年、広島で生まれた名曲ですが、
広島の人はもちろん、多くの人に聞いてもらいたい。
そして、感じてほしいと思っています。

中国放送 被爆70年プロジェクト事務局 亀井 弘龍

私達が戦争の犠牲から得たものは「永遠の平和を願う気持ち」です。
これは全ての生命が持ち続け、そして繋いでいく強い願いであり、意志でもあります。
終戦は私達の平和の道への始まりの時でした。
その道は途絶えることなく平和の花が咲き誇るように未来を見つめたい。
「伝える花」を聴いてそう強く思いました。

皆川明(minä perhonen デザイナー)

人の心を芯から揺さぶり、生きていることのしんどさを浄化してくれるような歌。
ニカさんは、そういう特別なものが作れる、限られた人間のひとりだとぼくは思っています。
「この世のすべてはどうにもならない」ことを知っているからこそ、命をかけて唄う。
この歌が深く伝わって、それぞれがしっかりと共鳴することが出来るような世界をいつか見てみたいです。

Bose(スチャダラパー)

伝わる言葉が心に沁みる、美しい曲がまたできましたね。広島にあなたがいて、
長い歴史の糸を絶やさずに繋いでいることに、大きな希望を感じています。

加藤登紀子(歌手)

楽譜楽譜

ヴォーカル

ヴォーカル
ヴォーカル&ピアノ伴奏(中級)

ヴォーカル&ピアノ伴奏(中級)
二部合唱

二部合唱
二部合唱&ピアノ伴奏

二部合唱&ピアノ伴奏