二階堂和美 nikaido kazumi

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2012.02.28

Bill Wells『Lemondale』に3曲参加

lemondale.JPG昨年12月に本家イギリスのDominoからリリースされておりましたビル・ウェルズのアルバム『Lemondale』が、このほど日本盤もリリースされたそうです。二階堂和美はボーカルで3曲参加させてもらっています。

Bill Wells 『Lemondale』
(ビル・ウェルズ『レモンデイル』)
2012年2月22日(水)日本盤発売
レーベル:Domino / Hostess
2,490円(税込)(日本盤)
全11曲
Domino盤のほうはAnalog(12インチ)も有ります
日本盤は、ライナーノーツと歌詞付き。
ジャケットのイラストは、ジャドフェア画伯。

東京でのたった一日のレコーディングはなかなか妙な雰囲気で、いったいどんなアルバムになることやら・・・と思っていましたが、それから3年半。こないだようやく手元に届いて聞かせてもらったら、とてもいいアルバムに仕上がってました。
私が参加しているのは3曲。表題曲でもある「Lemondale」は、ビルが夢の中で見たドラマの主題歌だったそうです。ずっと口ずさんでしまう、人なつこいメロディ。Dominoのサイトでフル試聴できます!この録音はにかさや全開で楽しかった~。
「水鳥の歌」は、ニカに歌ってほしい、と言ってもらったので、歌詞も書かせてもらいました。もちろん日本語です。2008年の夏。この曲だけは、東京のレコーディングの1週間くらい前、大阪のウォンさんのスタジオでラフに録音したものが採用になっています。
もう一曲のは、参加したことさえ忘れていましたがどうやらにかさやの声がします。
どの曲も、質感がとてもいいです。音の配置も心地よいです。

この年のさらに2年前の2006年、ビルは、私とマヘル・シャラル・ハッシュ・バズ、テニスコーツ、カーマアイナ(青柳拓次さん)の4組をスコットランドツアーに誘ってくれていて、(その様子は「つれづれにか」のvol.27~44で綴らせてもらっています)、その翌年も、デンマークのロスキルド・フェスティバルにこのメンツで参加していたりして一応なじみのメンバーではあったんですが、この日東京のスタジオに集まっていたのは、さらにジムオルークや藤井郷子さん、関島岳郎さんといった大御所から、梅田哲也くんや山本達久くんらといった若手まで、我々スコットランドツアーのメンツだけでも十分妙なとりあわせであったのに、さらに複雑なことになっていて、なかなかの緊張感が漂っていました。とはいえ、個々にはみなビルと親交がある人たち。BILL.JPGああ、この取り合わせの妙。おもしろさも緊張感も、なんとなく覚えがあり、人ごとながら冷や冷やしていたものでした。
でも、ビルはやってくれたなー。いやあ、よかったよかった。ほんとよかったよー。おめでとう!

アルバムの詳細はこちらhttp://hostess.co.jp/news/2012/02/001343.html
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