二階堂和美 nikaido kazumi

news

2009.11.02

オフィシャル my space オープン!

遅ればせながら、二階堂和美のオフィシャルmyspaceが開設されました!
http://www.myspace.com/nikaidokazumi
現在こちらのWEBには英語ページを作れていないので、my spaceでは、なるべく英語表記にしてそれに代えさせていただこうと思っております。
また、蔵出し音源や未発表ライブ音源なんかを載っけていこうかと思っています。
とりあえず、今アップされているものも、わりと普及してなさそうなものを選んでみました~!
まだ整え途中の駆け出しmy spaceですが、遊びに来てくださいね~!

実は、3,4年前から、同じアドレスで存在していたようなのですが、
二階堂本人の知らぬところで、どなたかが作ってくださっていたもので・・・
こうして新たにオフィシャルでリニューアルさせていただいたのはいいのですが、しかし、それまで本人のものだと思ってリクエストやメッセージをくださっていた方も多くいらっしゃることだと思います。そうした多くのメッセージを見せていただくことなく閉じてしまったのは、私自身残念でもあり、大変申し訳なく思っています。この場を借りてお詫び申し上げます。ごめんなさい。
それから、どなたか知らないけれど、「なりすまし」とはいえ作ってくれて長らく運営してくれたことには、ようこそだなあと感謝しないといけないように思います。私が作らないから見るに見かねてくれたのかなあ。ありがとう。外国人だったのかなあ?for someone made my “my space”. Thank you and nice to see you someday!
もうひとつ、レーベルのp-vineさんが2007年に立ち上げてくださってたのや、外国人の方が(こちらは断りをいただいていたようです)fun siteとして作ってくださっていたものもありました。ありがとう!

というわけで、このたび一本化しました、ということで。
管理自体は私本人ではありませんが、私の近しいスタッフがやってくれています。
今度は私もちゃんと関わっていきます!ので、のぞいてみてくださいね。
ときどき未発表音源などを差し替えていこうと思います!

ちなみに、今私の窓口となってくれているレーベル、カクバリズムのmyspaceもオープンしました。そちらもあわせてどうぞ!
http://www.myspace.com/kakubarhythm

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2009.11.01

『電信柱エレミの恋』

eremi.jpgこの映画、参加させていただいてるわけではないですが、コメントを書かせてもらいました。
とてもいい作品だったので、ここでもご紹介させていただきます。
10月31日より恵比寿の写真美術館で公開中です。
京都でも、烏丸のshin-biにて、上映されるようです。(11/13・14・15の3日間のみ)
是非見に行かれてください。

予告編をみる

『電信柱エレミの恋』特設ページへのリンク

 原作の井上英樹さんは、昨年ダブルフェイマス繋がりで知り合わせてもらって、今年4月、滋賀尾賀商店でのイベントや、『ソトコト』でのインタビュー、8月の楽譜プロジェクトの裏方などなど、いろんなところでお世話になっていて、会うたび、私にいろいろと面白い本やエピソードを紹介してくれる。その井上さんがこんな素敵なお話を書いていた。
 「電信柱」という言葉、意外だけれど、ここ数年口にしたことはなかったし耳にもしていなかったように思う。代わりに「電柱」を使っていた。「電柱」が「電信柱」になったとたん、電信という、伝える役割のために存在している感が強まる。そしてその語感。「デンシンバシラ」。なんてまどろこしく、リズム感のいい単語だろう。こんな美しい日本語を私はこの数年忘れていたなんて、もったいなかった。主人公のエレミの口から、この「デンシンバシラ」という響きがつづけて2回出てくるシーンがある。クライマックスではあるが、なぜかこの単語の面白い響き故に、滑稽にも聞こえてしまうのだけど、そのアンバランスさが、余計に私を揺さぶった。ともかく、感情移入しすぎて泣き疲れた。彼らの顔だけで泣けてくるから困る。電信柱と人間の恋なんていうと、なんだかファンタジックに聞こえてしまうかもしれないけれど、しがらみの中で、それでも精一杯、なし得る限りの術と誠意を総動員して、相手に”伝える”ことに全力を注ぐ姿は、決して私たちの日常とかけ離れた事ではない。私など電信柱に負けている、と思った。人間なのに。口もきければ手紙も書ける。会おうと思えば会えもするのに。わたしはこの映画から勇気をもらいました。それにしても、どうして一目惚れってするんでしょうか?

ついでに井上英樹さんのインタビュー単行本、「ぼくのしょうらいのゆめ」も紹介しておきます。とてもおもしろいです。わたしは人の話を聞くのが好きです。直接ご本人に話を聞くのはもちろんすばらしいけれど、緊張するので又聞きが好きです。だから面白い話を聞き出してくれるインタビュアーさんたちを尊いなあと思います。
ぼくのしょうらいのゆめ

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2009.10.30

『IN/SECTS』 001新創刊号

insects001.jpg新創刊誌『IN/SECTS』001号の特集”ひとり”にて、二階堂和美が取り上げられています。実は春に0号が発売されてはいますが、今回の第1号にちなんで、「ひとり」特集だそうです。

コーネリアス、菊地成孔、YOSHIMI、中山功太、高木正勝、ALTZ、ディック・エル・デマシアド、藤野可織、ICHI、OORUTAICHI、二階堂和美、HIDADDY、次松大助、TUTTLE(MARGINAL RECORD)、秋友政宗(LLama factory)、青木俊介(Appleの発音)、田中完枝(ザ・ミュンヒ)、井原万見子(イハラ・ハートショップ)、江村幸紀(em records)、MASAGON、松橋恵理(shamua)、石野直人(デニム・マッドネス)、寺田兼之(pastel records)、 オギミ〜ル☆(Columbia8)のみなさんらが登場しています。
ど頭から一文字も飛ばさず半分まで読ませていただいたところですが、とてもいい雑誌だなと思います。雑誌ですが、本みたいです。一冊を通してテーマが一貫していて気持ちがいいし、書き手の人格が見える気がします。写真が多くて、それもきれいで、情報量の多いのが苦手な私にとっては絶妙な内容量。自分のインタビューも写真もとても気に入っています!

10月11日から販売開始されております。取扱店は、インセクツのサイトをご参照下さい。インセクツのサイトでも販売受付されているそうです。詳しくは直接お問い合わせ下さい。(私の住む中・四国地方が一件もないのが面目ない・・・)

http://insec2.com/magazine/news091005.html

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2009.10.30

『ROCK THE MIX 2』に「関白宣言」が収録

お伝えするのが遅くなりましたが、9月の終わりにこういうのが出ているのです!

RockTheMix2.jpgロックで踊れ!!フェス&クラブのフロアを揺らす、バラエティー豊かなロックミュージック全29曲70分ノンストップMIX!!大ヒットROCK MIX CDシリーズの第2弾!!DJはGOING UNDER GROUNDの松本素生。ロックでハッピーな、誰もが踊りだしたくなる日本のロックを多数収録。さらにTHE COLLECTORSのメンバーと松本素生が録り下ろした、桑田佳祐の名曲「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」、人気3ピースロックバンド、Northern19の新曲「THE WORLD IS MINE」も収録!! 29曲70分のノンストップパーティーミックス!!

『ROCK THE MIX2』(VICL-63399 税込2,500円)
ビクターエンタテインメント
2009年9月30日発売開始

1. 最後まで楽しもう / 吾妻光良&The Swinging Boppers
2. FRIDAY NIGHT エビフライ / バンバンバザール
3. 穴を掘る / SAKEROCK
4. 関白宣言 / 二階堂和美
5. POMP AND CIRCUMSTANCE feat. RICO RODRIGUEZ / CUBISMO GRAFICO FIVE
6. リックサック / LA-PPISCH
7. 美しく燃える森 / 東京スカパラダイスオーケストラ
8. 恋のメキシカン・ロック / スカポンタス feat. 橋 幸夫
9. Go Action / EGO-WRAPPIN’
10. TIGER / MO’SOME TONEBENDER
11. DESTRUCTION BABY / NUMBER GIRL
12. つるみの塔 / キミドリ
13. STAR / SPECIAL OTHERS
14. hana hou / THE BEACHES
15. Let’s make it happy! / BLACK BOTTOM BRASS BAND
16. TIGHTEN UP / SCOOBIE DO
17. ダンシング・マッシュルーム / TOKYO NO.1 SOUL SET
18. NOBODY KNOWS MY SORROW / THE BAWDIES
19. デイドリームネイション / monobright
20. New Music Machine / cornelius
21. BE MY WIFE / BEAT CRUSADERS
22. human / サカナクション
23. THE WORLD IS MINE / Northern19
24. インスタント ミュージック/ the pillows
25. すごい速さ / andymori
26. Stay Cool! Stay Hip! Stay Youg! / THE COLLECTORS
27. 悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE) / 松本素生&THE COLLECTORS
28. サングラスマン / THE PEPPERMINT JAM
29. ばらの花 / くるり
amazon

こ~れは楽しいですね!まさにノンストップパーティミックス!うんうん!
松本素生さん、ありがとうございます!
このユアソンとやらせていただいた「関白宣言」、フロアでも多くのDJさんにかけていただいているというお話聞いておりまして、たいへん光栄で嬉しい限りです。踊ってくれたらこれ本望!私もこれ大好き!さださんのお耳に届く前にご挨拶をするべきのような、恐れ多いような、今更手遅れかもしれないような・・・
しかしほんとにすばらしい曲です!!

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2009.10.11

「くるり鶏びゅ~と」サイトで試聴開始!!

いよいよ10/21の発売が迫ってきました『くるり鶏びゅ~と』の試聴が開始しておる模様です!
「くるり鶏びゅ~と」サイト
いま聴いちゃった、わたし自身も今はじめて他の皆さんのを聴かせてもらいました。
これかなりいいですね!私のもいいと自負してますけど(笑)とてもいいアルバムですね。いい曲なんですね。ユーミンのコメントがさすがすばらしいですね。それにしてもまさか勝手に「A HAPPY NEW YEAR」や「卒業写真」をカバーさせていただいているユーミンと同じCDに入るなんて、それもわたしにとってはすごいです。(この場で「ユーミン」と言わせていただいている時点で、立ち位置が単なるファンです。)
くるりとは、あれはたしかくるりがメジャーデビューする直前だったですが、大阪で深水円氏のイベントによってご一緒した縁からかれこれ10数年を経て、こうしてトリビュート盤に誘っていただけるんなんて、ほんとに嬉しい。私が歌わせてもらった「宿はなし」は、岸田君からリクエストをいただいたのだけど、この曲を歌わせてもらえたことがほんとに幸せ。歌っていたら涙がにじんでしまう。コメントにも書かせてもらったけれど、曲をよりしっかり味わいたいと思って、いろんな川に行って歌ってみたんだけど、どこの川にもしっくり来るんだよ。みなさんも是非、川土手に連れて行って聴いてください。
発売が楽しみです!くるり、10周年おめでとう!
kururi_toribyuto.jpg

くるりトリビュートアルバム
『くるり鶏びゅ~と』

ノイズマッカートニーレコードとスピードスターレコーズがタッグを組んでおくるスペシャルアイテムに、超豪華アーティストが集結!!!
初回盤のみ2大特典!
①くるり屋謹製、箔押しジャケット
②「くるり鶏びゅ~と」発売記念 くるり屋謹製グッズ応募ハガキ封入

1. 赤い電車/anonymass
2. ロックンロール/andymori
3. Baby I Love You/矢野顕子
4. ばらの花/奥田民生
5. 言葉はさんかく こころは四角/木村カエラ
6. さよならストレンジャー/曽我部恵一
7. 虹/ハンバートハンバート
8. ワンダーフォーゲル/高野寛
9. ワールズエンド・スーパーノヴァ(FPM EVERLUST MIX)
remixed by Fantastic Plastic Machine
10. 飴色の部屋/ MASS OF THE FERMENTING DREGS
11. 青い空/9mm Parabellum Bullet
12. 春風/松任谷由実
13. ハイウェイ/LITTLE CREATURES
14. 宿はなし/二階堂和美
15. Old-fashioned/キセル
16. 東京/世武裕子

BNCL-40
¥3,000(tax in)
2009/10/21 Release

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2009.09.08

くるり初のトリビュートアルバム「くるり鶏びゅ〜と」に参加

「くるり鶏びゅ〜と」
2009年10月21日発売 3,000円(税込)
BNCL-40 NOISE McCARTNEY RECORDS/SPEEDSTAR RECORDS

  • 赤い電車 / anonymass
  • ロックンロール / andymori
  • ばらの花 / 奥田民生
  • Old-fashioned / キセル
  • 言葉はさんかく こころは四角 / 木村カエラ
  • 東京 / 世武裕子
  • さよならストレンジャー / 曽我部恵一
  • ワンダーフォーゲル / 高野寛
  • 宿はなし / 二階堂和美
  • 虹 / ハンバートハンバート
  • ワールズエンド・スーパーノヴァ (FPM EVERLUST MIX) / Fantastic Plastic Machine
  • 飴色の部屋 / MASS OF THE FERMENTING DREGS
  • 春風 / 松任谷由実
  • Baby I love you / 矢野顕子
  • ハイウェイ / LITTLE CREATURES
  • 青い空 / 9mm Parabellum Bullet

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2009.07.03

vincent moon「レールのその向こう」MV

を、libraryに追加しました。
フランス在住スペイン人の映像作家vincent moonさんが
Take away show/Fiume Night というシリーズで、二階堂和美も撮ってくれたもの。
2月終わりの大阪、梅田のシャングリラでのライブ終演後。
彼は友川かずきさんを撮るために来日していましたが
私のライブをみて、急遽申し出てくれました。
一回きりのテイク。線路のこちらからあちらへの移動をかねて。
曲は図らずも「レールのその向こう」。

この映像作品の元場所はこちら
http://fiumenights.com/?p=9
こっちにも
http://vimeo.com/3648578

このシリーズ、””音楽映像を見直す”という趣旨のプロジェクトだそうです。
http://www.vincentmoon.com/

他の方の映像もとても魅力的です。
当webでのお知らせがずいぶん遅れてしまったので、
その間にも彼は新作をどんどん撮ってアップしており、
私のは下から2番目のほうになっています。
彼はR.E.M.のMusic Videoなども手がけていて、
マイケル・スタンプさんからこんなメッセージもらったよと知らせてくれました。

what an auspicious start…with Fiume Nights _ Osaka _ Nikaido Kazumi, february 2009 is beautiful, congratulations…! Her voice attitude and the color and shadow in the footage, stunning. superb!
Osaka is great for octopus balls grilled on the street. x

_Michael S

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2009.07.03

neco眠る 新譜に一曲参加 MVも有り

evenkicksoysauce_s.jpg

今一番好きなバンドは?と聞かれたら迷わず「neco眠るです」と応える。
新しく出るアルバム『EVEN KICK SOY SAUCE』、こんなになんっかいもなんっかいもずっとリピートして聞いたアルバムも近年ない。飽きない。軽くて拡くて、歌うメロ。あれ~そんなにいいんだっけ?と疑いながら、毎日乗る車のプレイヤーに入りっぱなし。口ずさんでは飛躍脱線。の繰り返し。もちろん前作も大好き。

そんなneco眠るの新譜に一曲ボーカル参加させてもらいました。
もとはdoddodoちゃんの曲。あれ~?こんなにいい曲だったんだっけ?と気づかされ、歌わせてもらえる幸せ。録音も楽しかった。MV撮影も楽しかった。
その、「猫がニャ~て、犬がワンッ!」のmusic videoも、libraryに追加しました。

こちらのMV、寝屋川山脈さんの制作。エキストラの方々がたくさん参加してくださって
ものっすごい暑い中、数テイク撮らせてもらいました。ほんとにつきあってくれて感謝です!
実はこれ2.5倍速で撮影していて、一回は2分くらいで終わるんですが、その分大忙し。
2.5倍速に合わせて歌うのは結構な難事、さらに随所随所の決まり事がたくさんあって、
一発撮りで編集は効かないし、片手に持ってるアイスクリームは本物だし、
しかし課題があればこなす喜び、とても楽しかったです!
ていうか、necoのアルバムなのに、なんで私がこんなに画面にでてるのか・・・

レコ発ライブが、8/21に大阪シャングリラ、9/5に東京フィーバーにて、決まっております。
是非来てください!一緒にフロアで踊りましょうや!

『EVEN KICK SOY SAUCE』DDCZ-1620(FRAGMENT-905)
neco眠る
2009年7月8日発売 1.890円(税込)

01.猫がニャ~て、犬がワンッ! (with 二階堂和美)
02.空中セーフ
03.SUN CITY’S GIRL
04.FRUITS CABBAGE
05.プール後の授業
06.猫がニャ~て、犬がワンッ!(Instrumental)
07.scotish ides march(DASI CULTURE ALTZ REMIX)
08.UMMA(LIVE)
09.OBA TUNE(LIVE)
(全9曲 収録時間41分23秒)

※エンハンスドでPV2曲収録
1.猫がニャ~て、犬がワンッ! (with 二階堂和美) by寝屋川山脈
2.ENGAWA DE DANCEHALL by坂本渉太(こっちのMVもかなりすばらしいから見て!)

初回受注生産分のみデジパック仕様
アートワーク/鈴木裕之(←最高すぎる!)

▼アナログ7inchシングル「猫がニャ〜て、犬がワンッ! (with 二階堂和美)」
カクバリズム/DE-FRAGMENTより発売予定
A.猫がニャ〜て、犬がワンッ! (with 二階堂和美)
B.猫がニャ〜て、犬がワンッ! (REMIX by イルリメ)

公式web
http://www.de-fragment.com/neconemuru/profile.html
http://neconemuru.exblog.jp/
http://www.myspace.com/neconemuru

neconika.jpg

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2009.06.18

ソトコト6月号

sotokoto0906.jpg
お知らせが遅くなり、既にひとつ前の号になってしまいましたが、
ライターの井上英樹さんが月刊誌「ソトコト」(木楽舎)に連載中の、
「あたらしいニッポンのかたち」というページで、二階堂和美をとりあげてくださいました。
うっかりしていてお知らせおそくなってすみません。
今日たまたま寄った喫茶店でソトコトのバックナンバーがズラリと置いてあり、
あっそうだった、と
で、他の号のこの「あたらしいニッポンのかたち」読ませていただきましたん
とっても興味深い話ばかり。私がこの面々の中に混ざってよかったのだろうか・・・
よかったらどこかのバックナンバーで読んでみてください。
あたらしいニッポンのかたち かあ

井上さんは4月に滋賀の尾賀商店でのライブも企画してくださった方。
インタビューもそのライブの晩にしていただきました。
いーっぱいおもしろい話を持っておられる方で連綿と話がつながっていく。
井上さんがまとめられたインタビュー本「ぼくの将来の夢」おもしろいです。
加筆されて、文庫本が最近出た模様。

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2009.06.18

母の友7月号

母の友0907.jpgなんと、56年も続いている月刊誌「母の友」(福音館書店)。
その「母の友」の巻頭シリーズ「わたしの好きな絵本」というページで、絵本を2冊、紹介させていただきました。

ご依頼のお話いただいて、自分が昔どんな絵本が好きだったのか、急には思い出せず、いろんな記憶の引き出しを開けていく行程がなかなかによい時間で、よい機会でした。一冊はほんとに子どもの頃好きだった、あまりに王道の大先生の作品ですが、今改めて見返して、かなり影響を受けたんだな、と思う。どういうところか?とりあえずキャラが笑ってるところとか、説明したい、描きたいところだけに的を絞ってかいてるところとか、どことなくどんくさそうなところとか。知らず知らずのうち、自分もその方向性で学校の課題の絵を描いてきた気がします。どんくさいところとか、おじいさんとかおばあさんとかの出演の仕方が、なにが悲しいわけでもないのに、たまらず胸を締め付けて同情していたのを思い出す。編集者の方によると、驚いたことにこちらの大先生は現在もなお現役でこのシリーズ、執筆されているのです!最新作のお相手は”やまんめちゃん”(あふりらんぽのピカチュウにどことなく似てる)。
もう一冊は、このお話が来てからインタビューが行われる間に出会った本。オートマタ作家、二象舎の原田君に教わったんだけども、ものづくりに携わる者には心にズキュンとくる作品。ゴールディという人形作家の女の人の話で、両親のあとを継ぎつつやっているんですが、どこか両親のやり方に疑問を持っていたり、その制作人生の厳しさとか優しさとか喜びとか孤独感とか・・・もう共感せずにはいられない驚愕の一冊。
いやー。どちらも絵がいい。絵本なんだから当たり前、と言われるかもしれないけれど、ストーリーがいいだけじゃだめ、絵がいいだけでもだめ、このバランスでなくてはならない、というツボがあるんですねー。シンプルなだけに、作家とピタッと同じ気持ちになれる気がしてキュウーーっとなります。どちらも読後にものすごく遠いところへ旅してきたような余韻が残ります。

「母の友」は主に定期購読される方が主流なのかもしれなく、書店には置いてない場合もあるかと思います。保育所とか幼稚園とかにはあるのではないかな。わたしは自分の子どもはいませんが、甥と姪が近くにいて毎日のように接しているので、子どもとか子育てとかはとても身近に感じていて、この本、とても心に沁みました。最初は、子育てアドバイス本ってどうもなあ、という偏見があったのですが、子育てに限らず参考になりました。地味で、全然おしゃれではないけれど、そこに共感がもてます。はあ~ その誠意にため息が出ます。
是非どこかでお手にとって見てください。

このインタビューは、3月終わりの東京にて。世田谷にあるカフェニコ。

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