二階堂和美 nikaido kazumi

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2015.02.04

「がんフーフー日記」文庫本で「解説」執筆

2011年に出版された川崎フーフ著「がんフーフー日記」。二階堂もカクバリズム10thの記念冊子他、ところどころでピックアップさせて頂いておりました一冊です。NHKでドラマ仕立てのドキュメンタリー番組も組まれたり、また今年5月には佐々木蔵之介さん、永作博美さん主演で「夫婦フーフー日記」として映画の公開も決まっている話題作なので、ご存知の方も多いかと思います。
川崎フーフを名乗る著者は、音楽ライターの清水浩司さんご夫婦。私は2012年秋に読ませて頂いたのですが、驚くほどシンクロするところが多く、大変心に響きました。しかもこの清水さんとはなんと同郷。「大竹で生きている」。
そんなこんないろんなご縁が重なり、このたびの文庫本出版につきまして、なんとわたくし二階堂和美に「解説」のご依頼をいただき、文庫本の巻末に稚文を寄せさせて頂いております。「解説」と言っても、私事のエッセー、いわば原稿用紙10枚分の感想文です。
それはさておき、本文を。是非とも。明後日発売です。
がんフーフー日記文庫本.jpgのサムネール画像

定価 :本体670円+税
発売日 2015/02/06
判型/頁 文庫判/368頁
ISBN 9784094061253

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094061253
詳細は上記小学館のサイト
以下はそこからの引用です。
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 長年の友人関係にあったふたりは、09年3月に入籍。川崎に新居を構えた。そして1か月後の4月に妊娠が発覚。どこにでもあるような新婚生活を過ごしていた。
 ところが、体調不良を訴え続ける妻が検査を受けた同9月、腸に悪性の腫瘍があると、告げられる。リンパ節の転移もあり、第3期だった。そして妊娠9月目で、帝王切開で長男を1481グラムで出産。その後、妻の病状は、徐々に悪化し、抗がん剤治療などの副作用に苦しみ、実家の福島県いわき市に戻る。
 友人たちのサプライズパーティーなどもあったが、10年7月に38年の生を閉じた。
 「こんな闘病記があったのか」という読後感を思わず覚えてしまう、妻の最期を夫が描き取った「10か月の生の記録」。
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以下は今年5月公開予定の映画「夫婦フーフー日記」公式サイト。
こちらも楽しみです。予告編も見られます。
http://fu-fu-nikki.com/