二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2014.09.14

ほんとに来て☆

タイトルに「来てほしい」と打ったら☆になったのをみて、
あ、かえってそういう気分だ、と思ってそのまま採用してみました。

いまさらこんなところで書いたって効果はないけれど
ほんとに、今日明日の公演、
二階堂和美をこれまで見てきてくださった方、
初期からイベント等に誘ってくださっていた方、
また最近知ってくださった方、
みなさんに見て頂きたい。
特に、CDでは知っているけれどライブをまだ見てくださったことのない方には
ほんとに、是非とも、このライブを見に来てほしい。
二階堂和美のライブはこれだ、というのがやれそうな
きのうのリハを終えて、そう自信をもって言えるようになりました。

2日間ありますが、本編のセットリストは基本的に同じの予定です。
アンコールを頂いた場合の曲は変わるかもしれないです。
もはやそれがアンコールと呼ぶべきものかどうかわからないですが
そのくらい、あれやらこれやら、まあここは一応ですが、仕込みました。
大阪公演は前半後半分けましたが、東京公演は本編は一気にいきます。
あと、東京の2日間は、メンバーが少し違います。
今日は、黒瀬みどりさん(ピアノ)、ガンジーさん(ベース)、まるさん(バイオリン)、曽我大穂くん(ハーモニカ、フルート)、そしてあの、ASA−CHANGがドラムです!二階堂の弾き語りも大阪より増やします。
15日はさらに、スチールパン・パーカッションとしてにじみバンドをまとめ支えてくれた、山村誠一さんも揃っての7人編成。

東京での次の予定は全く入っていませんし、計画中のものも何もないので、
こんなメンバーが揃って、こんな素晴らしい劇場でやれることもほんとに
そうそうないですし、
それならもっと早くから、先行発売のとき、一般発売のとき、
この「ほんとに来て☆」するべきだったのも重々承知でほんとに反省しているんですけど
でも、手遅れでも言わずにはおられない、
ほんとに来て☆い!
先週の大阪公演を見てくださった方でも、もう一回見てほしいくらい。
両日ともまだお席に空き少しあるみたいなので、
もう予定が入っておられる方は仕方がないけれど
別に空席を埋めたいわけではなくって、単純に次のチャンスがないので
それなのに、あんまり宣伝してなかったなーって反省して今書いています
身体が空いておられたら、是非、おいで下さい!

じゃあ、その反省でじたばたするのはここまでにして、

歌いに行ってきます!

読んでくれてありがとう。

これが終わったら流行遅れのツイッターでも始めようかと密かに思っています

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2014.09.13

椅子席でのコンサートがしたかったのです。

img_00238_main.jpg何年か前に、ジムオルークさんとレコーディングでご一緒した時、
その数週間後に同じイベントに出演する予定もあり、その話題を出したら
全然認識しておられなかった。
「翌日の予定までしかおぼえられない。前の日に次の日のことを考える」
というような応えが返ってきて、
「へー!それでよくあれこれの企画こなせるなー」とひどく印象に残ったものでしたが、なるほど、今となってようやくその感覚に深く同意する次第です。

フジロックで大友良英さんのオーケストラ、
武道館でレキシ。
そんな大きなイベントの翌日には、地域の自治会納涼祭だったり、
この夏は地元での新曲レコーディングという大プロジェクトもあったりして、
日々、趣向の違うイベントや仕事も、先のジムさんよろしく、
どうにか乗り切ってきましたが、
他のイベントとは、まったくスタンスの違う、一世一代とも言えるコンサートが
いよいよ明後日に迫ってきました。
以下、フライヤーの裏面に寄せたコメントです。

____________________________

ファーストアルバム『にかたま』リリースから、
いつのまにやら15年を迎えました。
これまでつき合ってくださった皆さんに、ゆっくりじっくり、
歌を聴いていただきたい。
その念願叶ってこのたびの公演は椅子席でのお届けです。
近年、あうんの呼吸で支えてくれている演奏陣と繰り広げる
「二階堂和美 歌のパレード」。
あんな歌、こんな歌、存分に堪能していただけたら幸いです。
合掌。

歌:二階堂和美
piano:黒瀬みどり、violin:まるむし、flute,harmonica:曽我大穂、
bass:ガンジー西垣、steelpan,percussion:山村誠一(9/7,9/15のみ)、
drums、percussion:ASA-CHANG
___________________________

そもそも、『にじみ』のリリースツアーである2011年末の「にじみの旅」も、
昨年あちらこちらで出演させて頂いたテレビも、
ほぼいつも風邪をひいていた。
それがほんとうにくやしかった。
ちくしょう、これがプロじゃないってことか、と思った。

カクバリズムの社長であるカクバリ君が、
「ニカさん、ワンマンやりたいですか?」
「うーん、どうかな。もういいっちゃいいけど、一回東京でもちゃんと椅子席で、コンサートって感じのやりたかったな、広島では結構やってるけど、こっちじゃなかなかそういうのできないもんね」
「じゃあやりましょう」
みたいな話をしたのが一年くらい前でしょうか、
昨年末タワーレコード新宿でのインストアライブの時には「ワンマンを計画中なことは公表していいかどうか」みたいなことを楽屋で話したおぼえがあるから、
たしか、映画のキャンペーンの合間だったのでしょう。

それから場所と日取りが確定し、
まだまだたっぷり時間がある!しっかり仕込むぞー!と思っていたはずが、
もう明後日だって。

3週間前、レキシの武道館を見て感動するとともに、深く反省しました。
ああ、お客さんを楽しませるってこういうことか、と。

東京の立派な劇場で2日間。
「二階堂和美 歌のパレード〜いつのまにやら15年」 
サブタイトルに「15年」なんて先につけちゃったので、
なんとなくそういう選曲をしてしまいました。
広島では、もはやいつでもどこでも見られる二階堂和美、になっていますが、
今回の公演は、大きいけれど、しばられずに、やりたいと思っています。
そういうのん、もうしばらくやったことなかったので、大阪では動揺しました。
ああ、こんなふうに歌っていいのかー
と思いました。
ありがたかった。

明後日、明々後日、
心残りのないように、精一杯歌います。

なんせ、今は風邪ひいてませんもの!!!

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2014.02.20

かぐや姫の物語

あちらこちらで喋り尽くした反動で
自分のブログで全然触れそびれていたことに今気づいて
いま悪い夢でも見ているかのように猛烈に反省しています。
明日で上映が終わるところが多いようです。
とにかく、すごい作品だと思います。
映画館で見てほしい映画です。
長いですけど、長い分、何回か見て味わってほしい。

ってこれ、公開前に言うセリフでした。

いや、ものすごいあちこちで言ったから、こんなところで言っても言わなくても一緒か。

ともかくすごい映画で、
そのタッチは、声に似て
その動きは、音楽で
その話は、まさに私たちが限りあるいのちを生きていることを伝えてくれていて
そのエンディングを任せてもらったことは本当に、光栄というか、なんというか
ちょっと誤解を恐れず言ってしまうと、
もし私じゃない人がそこをやってたら、「そこは二階堂和美だったんじゃないの?」ってきっと私はまたそういうことを思っただろうし
高畑さんさすがだなーと思います。
私がエンディング曲を作り、歌わせてもらったことは、
この大作の中ではほんの些細な一部分ではありますが
出来得る限りの精一杯を尽くして、この映画の一部になれたことを
とても誇りに思っています。

たーくさんたーくさん受けたインタビューは、
当サイト内の「ジブリと私とかぐや姫」特設ページで紹介させてもらってたんですけど、
私自身もスタッフも追い切れてなくて、ここも途中で止まっています。
受けた取材は全然こんなもんじゃあなかったです。
http://www.nikaidokazumi.net/special/ghibli/

あまりにも多忙な時だったのでどれがどれか全然わからなくなってしまったし、どこでも似たようなことを喋ってしまった様な気もするけれど、
なかでも、磯部諒くんがまとめてくれた「クイックジャパン」誌がやっぱり一番すごいんじゃないだろうか。かなりのページ数だった。
記事を読ませてもらっていて私自身面白かった。さすが磯部君だなーと思った。
たしか12月に出た111号です。遅い、ごめんなさい。
唯一、高畑監督との対談も設けてくれて、
また私の過去10数年のライブ写真等も掲載してくれたり、
ありがとうございました。
http://www.ohtabooks.com/quickjapan/backnumber/2013/12/05183007.html

あと、前田隆弘さんによるテレビブロスのインタビューも、喋っていて楽しかったなあ。
ってこれも手遅れでしょうか。これも年末掲載だったような・・・。ごめんなさい。
その前田さんが取材をされてまとめられた本が出版されたことも、お知らせしそびれている気がします・・・一昨年の12月に出版されているはず。
http://www.amazon.co.jp/何歳まで生きますか-前田-隆弘/dp/489194997X
「何歳まで生きますか?」という本です。私は2009年と2012年と、2回に渡ってインタビューをしてもらっていて、それがこの本の最初と最後に掲載して頂いています。
その第一回目のほうのインタビューはわたしの「しゃべったり書いたり」という本にも転載されています。
あ、この「しゃべったり書いたり」も増版されてます。
しかも大友良英さんはじめ、大好きな方々が文章を寄せてくださっていて感激です。

あ、でもひとつ訂正、「何歳まで生きますか?」の中のリード文で、
「住職としての顔も持っていて」と書かれてありますが、
私は住職ではありません。住職はまだ父です。

それとか、小野島大さんとの話も楽しかったです。
それはReal Soundというところでの掲載で、WEB上でも読めるようです。
http://realsound.jp/2013/11/post-165.html

アルバムは逃げないのでまたでもいいんですけど、映画は明日までです。
DVDはもちろん出るけど、劇場で見るのが断然いいです。
ともかく、明日までの「かぐや姫の物語」、是非劇場でご覧になってください。

かぐや姫の物語 シアターリスト

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2014.02.07

映画「SAVE THE CLUB NOON」に寄せて

現在公開中の映画「SAVE THE CLUB NOON」が2月8日から広島の横川シネマでも公開になるということで、コメントを書かせて頂きました。
もともと、映画になっているイベントにも出演のお誘いを頂いていましたが予定が合わず、また映画へのコメント依頼も昨年11月に企画の佐伯慎亮くん(すばらしい写真を撮る人です!)から受けていたんですが、すっかりいまさらになってしまいました。すみません。
映画のオフィシャルサイトはこちら
http://savetheclubnoon.com/
_________________________

おかしい!としか言いようがなくて、
もっと気の利いた事を言ってみたいのだけれど
やっぱり、おかしい。
noonは2回しか出た事はないし
クラブイベントっていうのも、どちらかというと居心地が悪いというのが正直なところで
noonを救わなければならない義理人情はないけれど
踊らせたらいけないっていうのは
まったくもっておかしい。
中学生の頃、姉のカセットテープを盗み聞きして
その中でダントツに気に入ったのが
ブルーハーツの「ダンス・ナンバー」という曲で
「誰かが決めた ステップなんて 関係ないんだ デタラメでいいよ」
というフレーズにしびれて
自分の、踊りとも言えない変な踊りも密かに肯定できて
それが今へと続くひとつの大きな励ましでもあり
半径50センチくらいの円の中で踏むでたらめのステップが
自分を楽しませ続けてきたことを思うと
広いスペースがなければ踊ってはいけない法律は
全然解せない。
ほとんど失言の一種として国民に陳謝してもいいくらいの法律なのに
どうして現存して現行しているのか
即刻改正されるべき法律のひとつだと思います。
思うけれど、自分が何をしたらそうなるのかわからなくて
具体的な行動に移せぬまま日を送り
万事繰り合わせて映画を作った慎亮くんや宮本くんらはすごいや、と
せめてコメントくらい寄せさせてもらおうと思いながら
それさえ何ヶ月も送れず、
こういう私のような人任せの人が多いから
おかしいことがまかり通ってしまうのだと今一度反省して
もうこの映画も公開が半ば終わった頃になってしまったけれど
とにかく、風営法はおかしいと思っています。
くねくね、ゆらゆら、したいんです。
そこにスペースなんか、関係ないんです。
どうしてそれがわからないのかしら。

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2013.12.31

除夜 今年もお世話になりました!

大変ご無沙汰してしまいました。
あちらこちらのインタビューでしゃべり尽くしたし、
あまりご無沙汰している気はしていないんですが、
ようやく日常が戻ってきました。

6月から先、なにがなんやらわからないほどに怒濤の日々で、
アルバムの制作に映画のキャンペーン、
合間合間でのイベントやらワークショップやら、
あるいはコーラス指導やら法話やら法座やら仏前結婚式の司婚やら、
人知れず毎月連載していた本願寺広島別院の冊子のコラムやら、
なにをする合間にも、常に横たわる授乳という大仕事・・・
各所で子守をしてくださった皆さんのおかげで
なんとか乗り切ることができました。

完全に絞りカスとなってましたが、
ここ3,4日の日常らしい生活のおかげで、だいぶんリフレッシュしました。
まだあれこれ宿題はため込んではいますが、
年末をこうして自宅で家族揃って迎えられることに、
大きな安堵と充足感を感じています。

8ヶ月になった娘は、数えてみたら飛行機18回、新幹線16回、
北から南に連れ回されましたが、
2週間前、楽屋の床でハイハイをしはじめました。
移動続きの半年が落ち着いて、地面におろしてやれるタイミング。
いろんなことが、巡り合わせなのを感じます。
一緒に暮らすおばあちゃんは、わたしがテレビに出ても、
もうよくわからなくなってしまいました。
時は流れ、常ではありませんね。

それでも、日常というのはある。
不確かだけれど、大きな温かみを持って。

本日は紅白をつけつつ、夕食やら除夜の支度をしながら、
ながら見のくせに文句をつけまくる家族団らん
という私の日常を過ごす予定です。

今年も、たくさんたくさんありがとう!

みなさんも、どうぞ良いお年をお迎えください!

合掌

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2013.05.21

降誕会

ご報告がすっかり遅くなりました。
あれよあれよで3週間余りの日を送ってしまいましたが
先月4月28日に、無事女の子を出産いたしました。

2月のブログを更新した後、みなさんからのたくさんのお祝いのメッセージがツイッターに上がっていると教えてもらい、見せてもらってびっくりして、じーんとぽろぽろ涙が流れてきました。
ほんとうに、どうもありがとう。
そんな方々にも早くお伝えしたいと思いながらのやっとの今日となりましたが、
おかげさまで、母子ともに、すこぶる元気です。

作曲させてもらった学園歌の初披露となる開校式にも、予定日を遅れたおかげで出席でき、体育館の壁に掛かった歌詞のパネルを見て涙、子どもたちが歌うのを聞かせてもらってまた涙、その翌日のことでした。
3800gと十分育った状態で産まれてきてくれたおかげか、よく飲みよく寝る子、
お産自体もかなり安産で、ワンマンライブ一本くらいの勢いで乗り切る事ができました。
にじみの旅でもいちいち号泣していたくらいだし、産まれた瞬間も感動して泣くんだろうと予想していましたが、全然そんな感じにはならず、
「え?!出たの?!終わり?!」
「終わりです!!」
そんな会話でした。
それとこれはツボがちがうようです。どうちがうのか、追々考えてみます。

今日は浄土真宗の宗祖、親鸞聖人のお誕生日で、降誕会(ごうたんえ)という日、
昨年発足した、うちのお寺のコーラス部の練習初日でもあり、久しぶりに指揮をしながら歌を歌いました。
もともと多世代家族、人のペースの中で暮らすことには慣れているので、今のところさほどの激変を感じることもなく日々を送っています。
先のことはよくわかりませんが、目の前の日一日を、とにかく精一杯生きていこうと思います。

ひとまず感謝とご報告まで。

小方学園歌パネル.jpgのサムネール画像

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2013.02.14

いくつもの花 数えて年を重ねてゆく

今日は中国新聞の記者さんが取材に来られた。
この春、私の住む大竹市に新しく開校する小中一環校の学園歌を作曲した件。
私の母校はここではないが、私が生まれる時、教員だった母が勤めていたのがその学校ということもあり、とりわけ深い縁を感じている。
その時に母が担任していた学級の子どもたちが、私の名前を考えてくれたらしい。
バレンタインデー生まれということで、「愛」とか「愛美」とかが多い中、「和美」と書いてくれた子がいて、父と相談した上、その名前になったそう。
39年前のこと。
そして私もこの年になって、初めて子どもを産もうとしています。
2012年初頭、2度目の結婚をしまして、お腹の子ももうすぐ9ヶ月。
途中あやうい時期もあって、ライブを急遽キャンセルしてしまったりなどもし、
その節はご予約くださっていた方々や関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
年末年始を挟んでの約2ヶ月、風呂トイレと食事時以外は横になっておくという安静生活をしておりましたが、このところずいぶんと体調も良くなり、起き上がって活動できるようになりましたので、みなさんにごあいさつとご報告をさせていただこうとパソコンに向かいました。

現在、とある映画の音楽制作に関わらせていただいており、
晩秋からそちらに全力で取り組んでいます。
それもいよいよ佳境に入ってきました。
とても、とても楽しみです。

昨年は「おかあさんといっしょ」の曲や、小泉今日子さんの曲、そして学園歌と、
自分が歌わない曲を作らせていただく仕事をやらせていただき、
また、お寺で新たに立ち上がったコーラスグループの指揮と指導をやったりと、
あれ?なんかもう歌手としては要らないかんじ?とか一瞬よぎりつつ、
自作曲のアルバムを世に出すということは、
そういう縁もいただけるということなのだなと思いました。
自分の等身大のアルバムが作れて、それを出せて、たくさんの方に聴いていただけて、あらためてありがたいことだったと、しみじみ感じる2012年でした。

今、作詞作曲している映画の曲は、自分で歌わせていただけるもので
久しぶりの新曲になります。
みなさんに聴いていただけるのはまだもうすこし先になりますが、
当WEBの「live schedule」の欄は完全な空白だし、
フェイスブックは相変わらず手つかずだし、
なにやっとんじゃ?と
心配くださる方がいるかと思いきや、一人としてそんなことを言ってきてくださる方はおらず、わたしのファンの方というのはのんびりしておるな、と安心しきってこちらものんきにかまえておりましたわけで、
このスピード時代に、時代錯誤かもしれませんが、
今後とも、長い目でおつきあいいただければ、ありがたく存じます。

というわけで、
遅ればせながら新年のごあいさつがてら、自分の年が積まれる日に、
私のことを気にかけてくださるみなさんへ、心よりの感謝を込めて。

合掌。

2013年2月14日
二階堂和美

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2012.11.10

今年最後のワンマン

立冬も過ぎ、かなり冬っぽくなってきました。
前回の記事は「お盆」・・・。ご無沙汰失礼しておりました。

今年も案外なんだかんだと、あちらこちらでライブもやらせて頂きました。
にじみのバンドとともに動いた昨年のツアーから一段落、
初心に返ってソロも何度かやらせてもらったり、
ソウルフラワーモノノケサミットのお兄さんお姉さん方とツアーをご一緒させてもらったり、
にじみバンドのメンバーとも、まるさんとの、誠一さんとの、ガンジーさんとの、みどりちゃんとのそれぞれのデュオ、あるいはトリオなど様々な編成でやらせてもらったりもしましたが、
久しぶりにフルメンバーが集結した、先月のカクバリズム10周年。
いやあ、楽しかった。
ライブってこんなに楽しかったかな。と
今までになくそう思いました。

にじみのツアーの頃には、気が張っていたのもあるし、喉を潰してしまって
毎夜「今夜が歌えるの最後かもしれない」と
今思えば何かが取り憑いていたのかと思うくらい感極まっていましたが、
一年が経ち、
先月のバンドでの演奏は、25〜30分と、短い演奏時間ではありましたが
本当に楽しく演奏できた。
バンドも円熟してきたんだなーと思う。
半年間リハも一回もしていないにも関わらず、
ブランクなどものともせず戻ってきてくれる頼もしいメンバー。
またこのフルメンバーで集まれるのはいつだか、予定はないが
またやれたらいいなと思った。

カクバリズムのレーベルメイトたちとは、そう頻繁に会うものでもなく
全員が一同に介すのはほんとうに5年前の5周年以来で
おそらく次は15周年のときだろう。
名古屋などだと皆がホテルなので、打ち上げもほぼ全員参加で
めずらしく飲んでしゃべって、それもとても楽しかった。
にじみバンドとの演奏をみてくれた何人もが
「ようやく見つけたんだねー」と言ってくれたりして

周年イベントって、いろいろな所に呼んでもらっていく事も多いですが
みな、それぞれにそれぞれの毎日毎時を送って
節目ってやっぱり、いいですね
わたしはアニバーサリー的なのがどちらかというと苦手で
というよりは、サプライズ的なのが苦手なのだけど
サプライズなしのアニバーサリーは、ただの節目なわけで
やっぱりいいものだな、と思った。
ただそれは、おめでとうを言ったり、贈り物をしたり、という事ではなくて
それを機にただ集まったり、元気?って音沙汰してみたりってだけなのが
一番いい気がする。
カクバリズムの10周年は、そういうイベントでした。
それにしても、長時間、立ちっぱなしで、サウンドチェックまで見せられて、
お越しくださった皆さんにはつらい思いもさせてしまったことと思います
あらためてお詫びと、それでも集まってくださったことに、御礼申し上げます。
ありがとう!

さて、そうこうしていると、今年最後のワンマンがあと2日後に迫っていました。
これも青山CAYの周年イベントらしく、にじみバンドのメンバーとしてもお世話になっている、CINEMA dub MONKSとのツーデイズをやらせて頂くことになりました。
1日目の12日(月)は私のワンマンをCdMがサポート、
2日目の13日(火)はCdMのワンマンに、私がゲスト参加、というもの。

今年の3月東京と7月の盛岡で、このトリオ編成で私のライブをやらせてもらっている他、6月には尾道で、彼らCINEMA dub MONKSのワンマン2デイズに、わたしが即興でゲスト参加するというのもやらせてもらっています。それもほんと、すごく楽しかった。自分の企画でないライブ、自分が主役でないライブって、どうしてこうも楽しめるのでしょう・・・ほんと、ただただ楽しい。
もともとCdMの2人とは、2010年の「堂脈」でツーマンした際、最後におまけで即興セッションした時のあまりの感触のよさから、「アルバム作る時はこの人たちに頼もう」と心に決めたのでもあり、そのくらい、彼らとのセッションというのは、感触がいい。

即興だから、毎回いいかどうか保証はないけれど、
にじみのサポートメンバーとしては、私の歌に対して抑制の利いた演奏をしてくれている彼らだけに、本領発揮のCINEMA dub MONKSは冷やかしたくなるくらいかっこいいし、そこに飛び込む時には、彼らとどんどん道を外れていくのが楽しい。

にじみバンドとやる演奏と、タラジェーンとやるのが違うように、
相手が変わればまったく印象が変わるという事は容易にある事だけれど
おなじ3人で、使う楽器もそれほど違わないのに、
全然違う印象の演奏ができる、まれな人たち。

是非、2日間とも来てみてもらえたら、
違う楽しみが、どっちにもあると思います。

このライブのあと、
二階堂和美はしばらく東京はじめ遠征ライブはお休みさせていただきます。
待ちの体制でぶしつけではありますが、
お越し頂けたら、嬉しいです。

ど平日ですが・・・
よかったら会場で、会いましょう〜!

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2012.08.16

今夜はお盆のソロライブ~堂脈vol.7その1

ここ2,3日、夜10時頃眠くなってしまって、
恐ろしいことにほんとに床についてしまう。
そうするとさすがに朝4時前には目が覚めるのだが、
もうずいぶんと夜明けも遅くなっているのでまだ暗い。
今夜はトークショーとミニライブがあるし、そのあと車で帰らないといけないから
やっぱりたくさん寝ておこうと、二度寝してラジオ体操で起きる。
近所の川沿いでのラジオ体操は先週で終わってしまったので
今週からは家の本堂で自主的にやっている。

今日は「プロジェクトFUKUSHIMA!」の映画の広島上映会。
最初、この映画の上映を核に、広島でのフェスティバルFUKUSHIMA!をやろうと思い立って、まずは真っ先に横川シネマの溝口さんにもちかけて、以前からFOR座RESTを手伝っていた本間4畳半の川野さんにもちかけて、横シネでバイトをしてる(この事実がおかしいが)漫画家の西島大介さんにもちかけて、そんなみなさんと座談会的にやろっかな、と思っていたのだが、
大友さんに報告といつか広島にも来てくださいという旨のメールをしたら、直後、
「俺、広島行こうかな」と電話がかかってきて
えー!だって、前の日福島で2本はしごで、翌日も福島郡山ですよ、んなばかな動きがありますか、と止めたら、
「ばかばかしい動きをしたいんだよ」
と言われた。
「それなら、まさに、ばかばかしいです。では是非おいでください!」
ということで、陸路しかない福島~広島間、
大友さんは広島へその身を運んできてくれる。
「大友さんが来てくださるなら、お願いがあるんですけど・・・」
とわたしは、昨年福島、四季の里で自分も体験して感動した、
オーケストラを指揮して欲しいと頼んだ。

そうこうするうちに、オーケストラには、
東京から、「ショキショキチョン」で編曲をしてくれた蓮沼執太くんや
山口から、ドラびでおの一楽儀光さんも来てくれることになったり、
黒瀬みどりちゃんやガンジーさん、ゴトウイズミちゃんも参加してくれる。
他にもお客さんからもたくさんの申し出をいただいた。
カフェネコバコのミエコさんも、青空用品店やcocoloyaのお二人も
福島の安斎果樹園の安斎さんが札幌ではじめた、たべるとくらしの研究所も
FOR座RESTと本間4畳半企画を股にかける八百屋のやおやおくんも、
ほかにもたくさん、たーくさんの人が関わってくれることになった。

中身が盛りだくさんになってきて、
映画上映は、日にちを分け、ライブイベントの前後に1回ずつ設けた。

今日はその一日目。

先日、この一連のイベントに関して中国新聞さんから取材をいただいた。
そこで語らせてもらった、最初のきっかけ。
それはレイ・ハラカミさんの死だった。
ハラカミさんがなくなったショックを、
わたしはこのプロジェクトFUKUSHIMA!に勝手に託した。
自分がこのイベントに関わっていくことは、ハラカミさんへのプレゼンのような気がしている。
ハラカミさん、わし、がんばるけん。
ハラカミさんのようにはできんけど、やってみるけん。

今日は、お盆のさいごの日。
ハラカミさんの一周忌と初盆をつとめるつもりで、
上映後、ソロでライブをさせてもらいます。

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2012.08.13

「コメントをよむ」をよむ

ここ数日で、色んな人から
フェイスブックを見てます、とか
申請したとか出来ないとか、なんかよくわからないけどいろいろ言われ、
私自身は、実はフェイスブックというのを全然やっていなくて
WEBの担当の女の子が気が利いているので、
これからはフェイスブックです、って言って試しに作ってくれて、
そのまま、ふーん、って一回見に行っただけで一年以上経って、
1ヶ月くらい前、なんかだれかがやっぱりなんか言ってきたので
自分のオフィシャルの右上にあるリンクで行ってみたら
どうもそのWEBをまかせている彼女が、
こっちからあっちに情報を映してくれているようだ。
そこに、どうやら、見てくれた方からのコメントも載ってるようだ。
えー!そうなの?!見逃してきたな〜、と思って続きを読もうとしたら
「ログインしてください」ってなって
え、そんな暇ない、って、そのまま閉じて、ひと月以上経って、
今日は、さっきからメール返信の鬼になっていた勢いで
「ログイン?めんどくさいけ、何も考えず登録したろうやないけ」
と思ってやってみたら
コメントが読めた!
そのまま一年分辿って読ませてもらった。
コメント寄せてくれてた方がこんなにいらっしゃったんですね。
全然返せてもいないのに。見てもいなかったのに。
ほんとに、ありがとうございます。全然見てなくてすみません。
中にはほんとに懐かしいお名前もあったりして
最近全然会わない方とかも
わー、見てくれてるんだーとか
カルチャーショックを受けました。
それにしても、
なにも今、よりによってものすごく忙しいときに手を出さなくてもいいのに
そういうのを見たら、なんかこっちもコメント書きたくなってしまうじゃないかと
その前にいっぱいやらんにゃいけんことが目の前にあって
ほいでも、とりあえず、お礼だけでも言いたいと思って
勢いで、ここも開きました。

ふだんから、無礼きわまりない態度をとっているのに、いまさら一言お礼もないが

そもそもパソコン開いてやらなきゃいけないのは
事務仕事じゃなくて録音の仕事だった。
今日やるべきだった仕事に手を付けぬうちに、また今日も終わった。

あしたこそやろう。どれからやろう?
ラジオ体操のあと決めよう。

フェイスブックのページをまた見るのはいつの事やらですが
ありがとうー!!!

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