二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2010.01.16

都会

円盤ジャンボリー楽しかった。都会って思った。
町や駅やを見てもだけど、人と会って痛感。ショックなくらいだ。
ぽろりと、相談とも近況ともなく話をすると
ぽぽぽぽぽん!っとおもしろいアイデアが返ってくる。
この感じ。都会!
円ジャンに集まっている人がとりわけ面白い人らっていうことでもあるのだろうけど
今回デュオでやらせてもらった植野さんにいたっては、もうお兄ちゃんみたい。
お兄ちゃん以上にお兄ちゃん。比べるお兄ちゃんはいないけど・・・なんて頼もしいのだ。
共演させていただいた、かえる目 の細馬宏通さんとお話をするのもとても面白い。
私の希望で、「とんかつ岬」を歌わせてもらった。一聴したときからいい曲だなあと感動した。
調子に乗って書き下ろしを頼んでみたら「燃焼のブルース」という濃いのが来た。
絶対自分では書けない。これが歌手の醍醐味。
かえる目さんとちゃんと向き合えたのはライターの近藤チマメさんのおかげ。
そんで田口さんは、やっぱりすごい。
たくさんの旧友に会い、とても和んだ。
いい東京だった。
おかげで、おもしろそうなことが来月出来そうです@山口県秋吉台国際芸術村。
絵を描きながら歌うんです。2/11です。詳細は近日中に発表します。

ところで、その円盤ジャンボリーにも出演していた、NEWDAYが来週広島に来ます。
それで前座をさせてもらいます。詳しくはNEWSをご参照ください。

東京へ、携帯の充電器を忘れてきたので、リハが終わってドンキホーテへ買いに行き、
いったんレジを済ませた後、「燃焼のブルース」のためにシルクハットをうろうろ探し、さあ買おうとレジに持って行ったら、財布がなかった。手に持っていたはずの財布が。充電器を買って、わずか20分くらいの出来事。充電の切れた携帯電話も楽屋に置いてきていた。
ふと客観的にその環境を見渡して、うわあ・・・渋谷のドンキって、条件最悪。
と思って頭がテレビドラマっぽくなった。
本番は始まっている。誰かに連絡をとらねばと思いながら電話はないし、一刻も早く店内の通ったルートを逆送したいし、店員さんに尋ねもしたいし。しばらく這いずり回って探したが、見つけたのは100円玉ひとつ。
のんきに帽子を試着している横で持って行かれたとしたらなんて間抜けなんでしょう。
都会。

その間抜けな話を聞いて、以前、ご自身の美術作品のBGMに私の音源を使ってくださっていた八谷和彦さんが、使用料を発生させて手渡してくださった。わたしもこういう人になりたい。
翌日、恵比寿のタイ屋台料理屋で、封筒からお金を出して払っていたら、タイ人のおばちゃんが状況を察知し、象のキーホルダーをくれた。
他の場所でも封筒からお金を出して払ったが、「それ、どしたん?」と声をかけてくれた人はあのおばちゃんだけだった。

新しい財布、新しい健康保険証、新しい運転免許証。カードはまだない。

あの切符でだれか旅行に行っただろうか。