二階堂和美 nikaido kazumi

diary

2010.01.02

2010年明けて

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大晦日から元旦にかけて、広島あたりはうっすらとした雪景色に月の輝く夜空でした。
あけましておめでとうございます。皆さんの年の瀬、年明けはいかがだったでしょうか。
わたしは12月、かなり凝縮された日々を送りました。報恩講、NO NUKES、堂脈、レコーディング・・・
なかでもEGO-WRAPPIN’のライブへゲスト参加させていただいたのは、楽しくもあり、いろいろ思うところもあり、とてもいい経験をさせてもらった。ボーカルのよっちゃんとは、きちんと話したのは2008年のダブルフェイマスの25thライブの時で、決して古いつきあいではないのに、どこか親近感を感じるところがあり、歌い手としてお互いリスペクトをしつつ、って私が言うとおこがましく聞こえるかもしれないけれど、でもおかげで私は自分の立ち位置というかやるべきことというか、そういうのも確認できたような気がした。彼女はほんとうにかっこいい歌い手だ。同い年で誕生日も10日余りしか離れていないというようなことも、こじつけとしては興味深い。一緒に歌えてほんとに嬉しかった。リハーサルから本番終了まで、いろいろ挟まっていたのでかなりハードではあったが、それゆえ夢のような日々だった。
リハーサルの日にも千秋楽の翌日も、ご門徒さんが亡くなられ、お通夜や葬儀が合い重なった。人は死ぬ日を選べない。生まれる日も選べない。ただ、お通夜や葬儀に関しては、本来もっと融通の利くものであったのではないかと思う。今のように形式的になったことに対しては多くの疑問を抱くと共に、僧侶の歴史に反省も多いが、それはつまり自分の生き方への疑問でもあり、これからの一歩一歩がすべてそれにつながる。というかそれそのものが私の人生となっていくのは当たり前のことでもあるんだよね。
大晦日に、バンバンバザールさんのカウントダウンイベントに出演させてもらった。初めて、大晦日にライブをした。早めの7時台に演奏させてもらったのち、あわただしく移動しながら、昔のレコード大賞と紅白のはしごをする歌手のような気分を勝手に味わわせてもらいつつ、しかし、はしごして帰ったお寺では、鐘をつきに集まる方の人数もテンションも、ライブのそれとは全く違っていて、しかしそのギャップにも随分慣れて、慣れることの強さと怖さとをぼんやりと思い、しかしこの雰囲気が嫌いではない。がなんとなく走り続けている心地から戻って来れていない感じがして、フィックスするために写真を撮ってもらう。身体が冷えた。熱燗をコップでくらって寝る大晦日の夜。
元旦は親戚が集まっている中、パソコンに向かう仕事をするのも気がひけ、接待を装って従兄弟たちと「THIS IS IT」を見にいった。
ちなみにレコーディングというのは、自作曲を弾き語りで歌ってみました。これに関してはまた後日。