つれづれにかvol.46

 私は寒いよりは暑い方が圧倒的に好きで。熱効率が悪いところがどうも、おもしろくありません。夏は夜早く寝て、朝早く起きれば、照明を使わなくて済みますが、冬は、早く起きても暗いし、寒い。やはり冬眠する季節なのだと思います。といいつつ、なんにもしたくないこの季節に、まあせめて、長く静かな夜を利用して音楽を聴くという楽しみはどうでしょう。部屋でじっと聴き入るのもいいでしょう。窓を開けない季節だからこそ、音量いくぶん大きめで。私は実は音楽を聴く機会がかなり少ない方だと思うのですが、それは「ながら聴き」が出来ないからです。こうして文章を書く時、読む時、もちろん自分の曲作りに携わる時、友達と話をする時も、音楽が流れているとそちらに意識が行きすぎて、もう全く進まないのです。WEBの閲覧も無理、料理さえ作れない事もある。
 音楽は、時間をとって、それに集中して接するのがいい。もちろんコンサートに行って、生で聴くのが一番。でもそう簡単には出来ないからレコードやCDで聴く。中にはライブよりも録音物の方がいいこともあるけれど、それなればこそ録音物にもしっかり向き合って聴きたい。そうしようとすると、なかなか時間はとれませんが、それでもそうやって聴く方が私は好きです。だからなるべく音量を大きめで。音に占領されながら聴く。部屋でひとりで踊るのもオススメです。ライブ盤なら拍手もしてしまいます。CDでもそうなのですから、現場に行ったら、もっとヒューヒュー言ってしまう。 headphoneeeel.jpgのサムネール画像こっそり教えちゃいますが、実はこれがライブを楽しむコツなのです。音楽家は、いろんなタイプの方があるとは思いますが、大方は、ほめられて伸びる人たちなので、まず最初が肝心!ステージに出演者が出てくる姿が見えたら、会場の大きい小さいにかかわらず、是非、拍手と歓声で迎えてみてください。ちなみに、ヒューとかイエーをそれらしく言うコツは、中間の音にすることです。たとえば、フーとウーの合わさった音、エーイとへーイとウーイの間の音など。いかがです?それでも声を発するのはちょっと、という方は、その分しっかり拍手で音を伝えてください。あなたの気持ちが出演者に必ず!伝わります。出てきたその演奏者は、きっと調子に乗りますよ。そしていつも以上の、最高のパフォーマンスを見せてくれることでしょう。少なくとも私がそうですから。
 冬もどうぞ楽しい夜を

掲載:QUATTRO PRESS vol.92 / PARCO-CITY FLYER 2009 December
Pagetop ▲