つれづれにかvol.30

イギリス/スコットランド ツアー 2006 日記 その4

4月8日
 土曜日はホテルの朝食が遅くまでやっている。植野さん、青柳さんとウッドストックのサンタナの話などしながら。朝食後ネットカフェでメール返信。11:00発、本日は純粋な移動日。ロンドンからイギリスの真ん中を北上、マンチェスターへ。今回の旅の本編、スコットランドへ向かう道のりのはじまりはじまり。途中のサービスエリアで食べたタイカレーが今のところいちばんおいしかった。夕方、あまり人けがないが整備された土地に降り立ち、どうやら本日の宿をとる様子。人の住む街の建物はどこも古く味があるが、ここのホテルは日本の新しい公民館か図書館のようなモノトーンな雰囲気。ヨーロッパでも新しいものはこうなるのか。となりにあったCurrys(カレー屋かとぬか喜びしたら大型電気屋)でポータブルスピーカーを買う。部屋で音楽が聴きたいと思ったのでCD/mp3プレイヤーとつなごうと。みんなで隣のパブへ。ツアーではライブが夕飯時にかぶるのでこういう時間帯に夕食をとれるのは新鮮。緑色のラベルの生ビールがアルトでとても美味。ビールの種類がたくさんあって覚えられないが、とてもおいしく感じる。夜もタイカレーをオーダー。ご飯ものに出会ったときは食べておく。パプの窓から虹を見た。その後、氷がふってちょっとつもった。その後、空に影ができた。見たことのない天気模様。目的地に着かない中途地点で泊まるのもなかなかよいもの。ゆっくり2時間半くらいかけて食事を楽しみ、部屋に戻ってスピーカーで音楽を聴こうと思ったら電池ケースが空。しかも単4。単3しかもってないよ。がっかりしてテレビをつけたら、日本のクイズ番組そっくりなのがやっていて、パクリだ!と思ったらあまりにもまんまで、ああなんだ、パクリじゃなくて日本版でライセンスしてるんだろうな。「ファイナルアンサー」というあれ。9時頃寝た。

4月9日
羊beer 朝5時に起きる。バスタブがあったのでためて入る。二度寝。8時半やっぱり空腹が我慢できず自販機でトマトサルサを買って食べるが胃にもたれて一日中気持ちが悪い。移動再開。サービスエリアでパニーニと紅茶。景色が美しい。羊は顔が黒いのと白いのがいるんだな。丘、小山の流線型。まだ冬の名残の草木の色。秋吉台(山口県)のいちばんいいところが、何倍にもなってずっと続く感じ。それを見ながらmp3プレイヤーに入っていた瀬戸内寂聴の法話を聴いてみる。また再びスコットランドのこの道を、車で通ることはないかもしれない。自分一人で来たらきっと飛行機か電車に乗るだろう。ずっと似たような景色だが、道路沿いのこの眺めは一期一会なのだ。寝て過ごすこともできるけれど、2時間もたてば思い出に変わる。

掲載:QUATTRO PRESS vol.76 / PARCO-CITY FLYER 2008 August
Pagetop ▲